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異国が雑居する坂道
 中央埠頭に立ち、函館山を見上げる。ふもとに海岸線へと続く10本以上の坂道がある中で、最も長い弥生坂がくっきり浮かび上がって見える。その右手のこんもりした山のような所が緑の島。ここに架かる新島橋の辺りから、同志社の校祖である新島襄がアメリカへ密航の旅に出たという。外洋に乗り出す若者もいれば、海外から渡ってくる宣教師や商人もいる。そして町も人も、流入する異国文化の刺激を受けた。その空気を今に伝える坂道を歩くとしよう。
1.日本最初のギリシャ正教会、函館ハリストス正教会。
屋根の上に小さな丸屋根クーポラを冠するロシア風ビザンチン様式の建物だ。
2.外国人墓地は1854年のベリー来航時に2人の水兵を葬ったことに始まる。
ここはロシア人墓地。かまぼこ形の墓石が特徴的だ。
3.1908(明治41)年に再建された旧ロシア領事館。
ロシア革命からソ連成立の混乱期には、ロシア人が逃れて来たという。
4.英国国教会を宗派とする函館聖ヨハネ教会。
シンプルな木の内装とモダンな外観が特徴的なこの建物は1979(昭和54)年のもの。
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