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スヘルデ川沿いの遊歩道の向こうに見えるのは、アントワープ港。
欧州の中心に位置するベルギー最大の港で、ロッテルダム港、ハンブルク港に次ぐ欧州第3位の取扱量を誇るコンテナ港だ。
Another side of Antwerp 栄光と凋落の狭間で Vol.2
Photo Masahiro Goda  Text Shun Kambe
Special Thanks Tourist Office for Flanders Belgium
再興は新時代とともに
近代に刻んだ栄光
16世紀のオランダ独立戦争で被った地政学的な影響によって、アントワープは長い間忘れ去られた繁栄の地であった。この街が再び輝き始めるのは、19世紀初めのことだ。フランス革命によって近代という概念がもたらされるのと軌を一にする。地理的にはもともと河口に開けた良港であっただけに、ナポレオンが対英国への戦略的な基地として再整備を施したことは、アントワープ再興のきっかけとなった。ついで1830年に独立国家ベルギーが誕生した。こうした歴史的変遷を背景にして、アントワープの近代貿易港としての機能も復活することになった。この際に決定的な転機となったのが、1863年に実現したスヘルデ川の封鎖解除である。

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