都会にありながら、木の温もりを肌で感じられる、新コンセプトの店舗が10月5日、青山にオープン。関家具にとって初の都内路面店となる。長尺の一枚板はもちろん、より珍しい樹種の一枚板を約100枚取りそろえ、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと選ぶことができる。また、木の専門スタッフが常駐し、木の持つ独特の風合い、魅力、価値を伝える。
素材が勝負
「海外の買い付けは年に5、6回やね。3カ月前もパナマ運河の近くの湖底林に行った。潜水服を着た木こりが水中で木を切って、ヘリコプターでつり上げる。面白いよ。近いうち、ボリビアの5000mの高地に行く予定です」――どこかにいい木があると聞くと、もう行かずにはいられない関社長は、もともと「世界の秘境巡り」が大好き。丸太の買い付けも、その延長線上のことなのだろう。
海外での買い付けには当然、木を“見る目"が必要だし、交渉時に購入を即断即決する度胸も求められる。無数の丸太から一枚板にふさわしい一本を選ぶのは至難の業なのだ。しかも一枚板の製品を作るには長い工程が必要だ。丸太を割って、80%以上ある水分を18%前後にまで自然乾燥させるのに約2年。それから人工乾燥機に入れて3カ月ほど掛けて8~9%まで落としたら、今度は屋外に出して11 ~12%まで戻す。それでようやく家具として加工する作業が始まる。ベテランと若手が入り交じって、伝統技術を駆使した一枚板の製品の製造に取り組む工房 木馬には、彼らの熱気が充満している。
「今後は“木"をもっと深めて、テーブルだけでなく、さまざまな無垢の材で作った本物の家具を充実させたい。あとは自社ブランドの開発を強力に進めながら、オフィスやメディカル、ホテルレストランの家具やショップの什器・備品としての木工品なども一層強化したい考えです」
●Atelier MOKUBA 青山ギャラリー
東京都港区南青山2-27-20 CGAビル1-2F TEL03-6721-1396
http://www.sekikagu.co.jp/mokuba/
海外での買い付けには当然、木を“見る目"が必要だし、交渉時に購入を即断即決する度胸も求められる。無数の丸太から一枚板にふさわしい一本を選ぶのは至難の業なのだ。しかも一枚板の製品を作るには長い工程が必要だ。丸太を割って、80%以上ある水分を18%前後にまで自然乾燥させるのに約2年。それから人工乾燥機に入れて3カ月ほど掛けて8~9%まで落としたら、今度は屋外に出して11 ~12%まで戻す。それでようやく家具として加工する作業が始まる。ベテランと若手が入り交じって、伝統技術を駆使した一枚板の製品の製造に取り組む工房 木馬には、彼らの熱気が充満している。
「今後は“木"をもっと深めて、テーブルだけでなく、さまざまな無垢の材で作った本物の家具を充実させたい。あとは自社ブランドの開発を強力に進めながら、オフィスやメディカル、ホテルレストランの家具やショップの什器・備品としての木工品なども一層強化したい考えです」
●Atelier MOKUBA 青山ギャラリー
東京都港区南青山2-27-20 CGAビル1-2F TEL03-6721-1396
http://www.sekikagu.co.jp/mokuba/
