（上左）「クルーシュレン ホテル マーストリヒト（Kruisherenhotel Maastricht）」オランダ｜マーストリヒト。（上右）「ボスコロ ミラノ（Boscolo Milano）」イタリア｜ミラノ。（下左）「ハイ ホテル エコ スパ ＆ ビーチ（Hi Hotel Eco Spa & Beach）」フランス｜ニース。（下右）「ル ロワイヤル モンソー（Le Royal Monceau）」フランス｜パリ。
7.KRUISHERENHOTEL MAASTRICHT
～ オランダ｜マーストリヒト ～
現代デザインをリードするオランダからもう一軒。こちらはインテリアデザイナーのヘンク・フォスの手によって変身した15世紀の修道院。ゴシック様式の造りが印象的なこの建物ですが、中に入ると、著名オランダ人デザイナーによるモダンな家具、インゴ・マウラーの電飾作品、ル・コルビュジエやマーク・ニューソンらのアイテムが置かれ、がらりと印象が変わる。
8.BOSCOLO MILANO
～ イタリア｜ミラノ ～
外から見ると、ミラノによくある灰色でエレガントな古い銀行のようなこのホテル。でもデザイナーのイタロ・ロタが手がけたインテリアは、色もフォルムも質感も大胆かつポップ。どの部屋にもビビッドな壁とびっくりするほど近代的な家具があしらわれ、ビザッツァタイルをフレッシュな感覚で作り替えたような空間です。また、メタリックなバブルが天井や壁に貼り付いたスパは、デザインファンならとにかく見ておきたいところ。
9.LE ROYAL MONCEAU
～ フランス｜パリ ～
これまで数々のホテルインテリアを手がけてきたフィリップ・スタルクですが、「ル・ロイヤル・モンソー」では予算を気にする必要がなかったのか、彼の創造力が最もワイルドに表現されているようです。小さなシャンデリアが無数にあしらわれた階段から鏡の間を彷彿とさせるバスルームまで、至る所にガラスやクリスタルが取り入れられ、廊下には幻覚を引き起こしそうなストライプ・パターンが。館内にはなんと、ホテル独自の「アート・ディストリクト」まで用意されていますが、それでなくとも建物全体がアート作品のような一軒だ。
10.HI HOTEL ECO SPA & BEACH
～ フランス｜パリ ～
小さなホテルチェーン、ハイ・ホテルズに親しみのある人なら、カラフルで独創的なデザイナー、マタリ・クラセットの作品にはひと目見ただけでもピンと来るはず。ニースの「ハイ・ホテル」には、その名の通りの“ホワイト＆ホワイト"や、ブルーとグリーンのピクセルスクエアを利用した“デジタル"といった色彩テーマで構成された客室が。ホテルの中心的存在となっている「ハッピー・バー」も、そんなホテルにぴったりなビビッドな空間だ。
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