世界の贅沢、NILEの贅沢

プチ・フランスと呼ばれるだけあって、洗練されたフレンチやフランス菓子パンが充実。もちろん南の島なので、果物も豊富である。

南太平洋に浮かぶプチ・フランス、プチ・パリ

フランス領であるニューカレドニアには、街々にフランス文化の香りが漂う場所。海岸線を彩るように白壁の瀟洒な家々が立ち並び、南フランスのカンヌのようなリゾート地を訪れた気分にさせてくれる。
　首都ヌメアにおいては、フランス本国の人たちが「もう一つのパリ」と呼ぶように、ここは小粋なセンスに彩られた街なのである。食に関しても本国フランスに劣らない充実ぶり。プチ・パリと言われるだけあって、フランス料理のレベルの高さには定評があり、素材の持ち味を活かしたあっさりとした味付けが日本人に人気だ。女性なら気になってしまうのが、ディナーの最後を飾るデザートも多彩で、ニューカレドニアの三大デザートは、バナナスピリット（バナナサンデー）と、洋梨にビターショコレートとバニラアイスを添えたポワールベルエレーヌ、そしてシューアイスにホットチョコレートをかけたプロフィットロールだ。そして言うまでもなく、香ばしい匂いを漂わせている焼きたてのフランスパンからも、フランス食文化の色濃さが伺える。

いつも暖かい光に包まれながら楽しむ食事は、毎回楽しいひと時となるはず。