





(上左)3200種類以上の植物が生い茂るリビエール・ブルー州立公園。(上右)リビエール・ブルー州立公園から程近い距離にあるマドレーヌの滝。ここもまたニューカレドニア固有の植物の宝庫で、自然保護区に指定されている。(中左)ニューカレドニア東海岸では、尖った屋根が特徴の伝統的な小屋「カーズ」が見られる。(中右)同じく東海岸で見られる魔除けに用いられる顔の木彫。(下左)ニューカレドニア西部では、アメリカ西部さながらのカウボーイたちが、オセアニアの平原に君臨している。(下右)有名写真家ヤン・アルテュス・ベルトランの作品によって不朽のものとなったハート型のラグーン「ヴォーのハートランド」。
広大な自然が生む、ニューカレドニアという地
ニューカレドニアの首都・ヌメアからヤテへ向かい、車でわずか1時間半ほどのところにあるのが、広大な自然に包まれたリビエール・ブルー州立公園だ。ここは1980年に、ニューカレドニア南部州政府によって指定された自然保護区で、15,900haもの壮大な面積に3200種類以上の植物が生い茂る、ニューカレドニア国有植物の宝庫として有名なスポット。国鳥カグーの保護区としても知られていて、朝夕に行けば公園中に響き渡る鳴き声を耳にできるかもしれない。
また、アクティビティースポットとしても人気を集め、公園内の数カ所にキャンプ場と山小屋が備えられているため、週末には家族連れやグループで賑いを見せる。トレッキングコースが整備されていて、カヌ―やカヤックによる川遊びを楽しむ人も多くいる。
ニューカレドニア東部には、複雑に入り組んだ沿岸地域。人口のほとんどはカナック民族で、彼らは大きな河口と川や、素晴らしい渓谷と滝が多数ある亜熱帯の森の中に住んでいる。手付かずのの未開発沿岸地帯となっており、そこには数多くの部族の住む小さな村が続き、生い茂る木々の中から尖った屋根が特徴の伝統的な小屋を見ることができる。こうした環境とあって、神秘漂う土地には未だに古くからの風習が残っている。
そして西部はというと、カレドニアの飼育場となっており、植民地時代の開拓者たちの子孫たちであるグランドテール島の住民によって管理される平原が続いている。彼らはカウボーイハット、ブーツ、鞭という出で立ちで、アメリカ西部の広野にいるようなカウボーイのように、オセアニアの平原に君臨している。
乾燥した森林に覆われた頂と高地は中央山脈の丘陵地帯に続いているが、その一方、沿岸ではマングローブ が植生しているのは世界にも稀にみる独特なエコシステムと言えるだろう。あの有名写真家ヤン・アルテュス・ベルトランの作品によって不朽のものとなったハート型のラグーン「ヴォーのハートランド」は実はここに存在しているということも覚えておきたい。
また、アクティビティースポットとしても人気を集め、公園内の数カ所にキャンプ場と山小屋が備えられているため、週末には家族連れやグループで賑いを見せる。トレッキングコースが整備されていて、カヌ―やカヤックによる川遊びを楽しむ人も多くいる。
ニューカレドニア東部には、複雑に入り組んだ沿岸地域。人口のほとんどはカナック民族で、彼らは大きな河口と川や、素晴らしい渓谷と滝が多数ある亜熱帯の森の中に住んでいる。手付かずのの未開発沿岸地帯となっており、そこには数多くの部族の住む小さな村が続き、生い茂る木々の中から尖った屋根が特徴の伝統的な小屋を見ることができる。こうした環境とあって、神秘漂う土地には未だに古くからの風習が残っている。
そして西部はというと、カレドニアの飼育場となっており、植民地時代の開拓者たちの子孫たちであるグランドテール島の住民によって管理される平原が続いている。彼らはカウボーイハット、ブーツ、鞭という出で立ちで、アメリカ西部の広野にいるようなカウボーイのように、オセアニアの平原に君臨している。
乾燥した森林に覆われた頂と高地は中央山脈の丘陵地帯に続いているが、その一方、沿岸ではマングローブ が植生しているのは世界にも稀にみる独特なエコシステムと言えるだろう。あの有名写真家ヤン・アルテュス・ベルトランの作品によって不朽のものとなったハート型のラグーン「ヴォーのハートランド」は実はここに存在しているということも覚えておきたい。
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