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白とグレーを基調としたモダンで端正なフォルムのファサードに、カエデの緑が映える。(HOP・T邸)
川島 実は私、北海道出身なんです。「森を建てよう」という御社のキャッチフレーズ、とても心に響きます。
石出 「森を建てよう」という言葉には、私もすごく思い入れがあるんです。そこにたどり着くまで本当に苦労しまして(笑)。建築は、森を切って、ある意味自然を壊してるわけでしょう。でもそれだけじゃない。ちゃんと日本の山の木を切って、新しい木を植えて、手入れをしていくことで、山を甦らせることもできる。そういう家づくり、山づくりをしていくことが、日本の美しい風景を作っていくことになるんだと、そういう気持ちを込めた言葉なんです。

川島 なるほど。

石出 家も100年暮らせるような構造体をつくっていく。だけど、それを表現する言葉が「強い家を建てます」「いい家を建てます」では、私たちの思いを伝えることはできないのです。その家をつくることで未来の日本の景色をつくっていくんだという、そういう思いを込めた言葉はなんだろうって、何年も寝ても覚めても考え続けましたね。

川島 ポーゲンポールにとっても、森というのは非常に関わりの深いキーワードなんです。ポーゲンポールの創業の地、ドイツは「森の国」と呼ばれるほど森林が多い。ポーゲンポールはそうしたドイツで愛されてきたキッチンメーカーですから、無垢の木の家具との相性がすごくいいんです。そうした見た目の調和だけでなく、HOPさんの「森を建てよう」という理念で建てられた家と、ポーゲンポールのキッチン家具はいろんな点から考えて、非常に良く合うと思いますね。

>>>HOP対談 第1弾はこちら
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