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ホテルの前庭にある、温水プール。湯煙の中、雪景色を楽しみながら泳ぐのも爽快である。
スキーリゾートでの休日
Photo Masahiro Goda Text Koko Shinoda
アルプスに抱かれた村を見下ろす丘の上に、グシュタードで100年ぶりの大型開発となった、ホテルとレジデンスの再建。アルペン建築のスタイルと洗練されたテイストは、ぜいたくな山岳リゾートを満喫させてくれる。
グシュタードの高台に、アルプスを背景に二つのホテルが村を見下ろしているように立つ。一つは、長年ここに君臨してきた城のような形をしたパレス・ホテル。故ダイアナ妃と浮名を流したアラブ系の一族、アルファイド氏がオーナーだ。もう一つは、昨年12月に開業したばかりの、ザ・アルピナ・グシュタードである。
 4棟の7階建てタワーがそびえる堂々としたアルパイン様式の大型建築は、厳しい建築規制があるグシュタードでは久方ぶりの開発となった。ここには1907年に開業したグランド・アルピナという名のホテルがあったのだが、90年代前半に火事で廃業。このほど4年もの歳月をかけ、新たなホテルとして開業したわけだ。
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