PAGE...1|2
(上左)シャボン玉をモチーフに、特殊加工を施した手吹きガラス照明。光の反射により見るたびに変化する絶妙な色合いを見せる。メンター、 ロビン・ハニキー と組んだセバスチャン・シェラの作品「Iris」。(上右)「隠れ家」つくりをはじめとする様々なモノ作りを気軽に自然の中で楽しむことができる工作キット。メンター、アーサー・ファンと組んだジェイムズ・フォックスの作品「Macian」。(中左)天井構造そのものが採光窓になるユニットハウス「Game of Space」。(中右)ペットボトルや瓶、缶に取って代わる可能性を秘めた食べられる飲料コンテナ「Ooho!」。(下左)赤ちゃんの潜在能力を高めるインタラクティブなカーペット「JoyCarpet」。光と音を用い、赤ちゃんが自ら「はいはい」することを助長する。(下右)「Flynote」。磁力の原理を用いて浮遊と回転を同時に制御することでレコードを再生する。
さらに二階会場では、昨年8月から10月に募集された第2回LEXUS DESIGN AWARDの受賞作品12点が展示された。レクサスが、本気で若手クリエーターを支援・育成するという国際コンペティションの取り組みは続いている。審査員には、キュレーターのパオラ・アントネッリやアリック・チェン、デザインブーム編集長のバーギット・ローマン、建築家の伊藤豊雄という錚々たる顔ぶれ。日本、中国、ベトナム、イスラエル、イタリア、アメリカなど、世界中の若手の驚きとユニークさが満ちた作品が会場に並んだ。そのうち2作品は台湾人の建築家兼エンジニアであるアーサー・ファン氏と、アメリカ人のゲームデザイナーのロビン・ハニキー氏がメンターとなり、彼らの助言を受けながら制作されたプロトタイプだ。こうしたメンタリングセッションを経て作品を制作していく過程こそが、LEXUS DESIGN AWARDのユニークな取り組みと言える。
 レクサスは、1989年にアメリカで日本発のプレミアムカーブランドとして誕生。エコに配慮した社会的責任と、ラグジュアリーに求められるデザイン性という対極する二つの性質を融合させ、真のグローバル・プレミアム・ブランとして従来とは異なる上質さを提案してきた。人と自然との共生を目指すクルマづくりの精神を、昨年からは本格的にデザインアワードとして取り組み、より良い社会と未来の形づくりに励んでいる。

●LEXUS DESIGN AMAZING 2014 MILAN
www.lexus-int.com/jp/design-events/2014.html
PAGE...1|2
LINK
CULTURE
ミラノサローネのインスタレーションが日本初登場
>>2013.11.18 update
LIVING
新コンセプトのインテリアショップ、e interiorsがオープン
>>2013.3.1 update
TRAVEL
Italian Lifestyle
>>2018.8.20 update
CULTURE
チームラボ世界初の大展覧会が開催
>>2014.10.22 update
TRAVEL
デザイナー主体で生まれたホテル10選
>>2013.11.26 update

記事カテゴリー