PAGE...1
火を囲んで過ごす時間は、さながらキャンプファイアーのよう。外に熱を逃さない断熱構造のため、少ない薪でも立ち上がる美しい炎を生み出す。
世界初の組み立て式薪ストーブ
スキャンサームは、寒さの厳しいドイツで生まれた薪ストーブメーカー。火室と2種類のボックスを組み合わせて使うという発想は、洗練されたデザインと圧倒的な自由度によって薪ストーブの常識を覆した。
「炎を眺めていると何だか落ち着く」という人は多いだろう。暖かなオレンジ色と、「1/fゆらぎ」と呼ばれる不規則なリズムが、リラックス効果をもっているからだろうか。電気やガスの暖房器具とは異なり、自然の恵みを受けて育った薪をくべて部屋を暖める薪ストーブは、温度以上のぬくもりを感じさせてくれるのかもしれない。
 2013年にスキャンサームから発売された「エレメンツ」シリーズは、数ある薪ストーブの中でも卓越した存在だ。
 まず特筆すべきはその可変性だ。火室を含む本体と二つのサイズの蓄熱ボックスを組み合わせることで、数百通りにデザインすることが可能。リビングのみならず寝室や子供部屋など広さが限られた部屋にも設置できる。ボックスを横に並べればベンチになり、火を囲んで憩う「ファイアーラウンジ」に。オプションの本革クッションは29色から選ぶことができ、部屋のテイストに合わせてコーディネートを楽しめるので、インテリア性も高い。
 次に、ディティールの美しさ。鋼板を組み合わせて作る本体の接合部は、安価な折り曲げ加工ではなく溶接によって加工。さらに手作業で「削り」と「研磨」を重ねることで、研ぎ澄まされた美しいエッジに仕上げている。この工程により、同社はドイツ国内のあらゆる鉄鋼関連企業がしのぎを削る「スチールイノベーションアワード」において、薪ストーブ業界でありながら輝かしい功績を収めている。
 もちろん、薪ストーブにとって最も重要な燃焼効率と安全性も秀逸だ。
外気から燃焼用の酸素を取り入れる際、火室内の温度が低下すると不完全燃焼となり、燃費が悪いばかりか煙や有毒ガスの逆流を引き起こす危険性もある。スキャンサームは、本体外部に空気断熱層を設けた複層構造と厚さ30ミリのバーミキュライト遮熱板により、高い断熱性を実現。
外部に熱を漏らさず火室内を常に高温に保つため、安全かつ高効率に部屋を暖められる。迫力ある美しい炎が立ち上がるのもこのためだ。
 ドイツの薪ストーブに関する基準は他国に比べて厳しく、ヨーロッパでは「ドイツの基準をクリアすればほとんどの国で薪ストーブを販売できる」といわれているほど。スキャンサームはその基準をクリアしたうえで、さらにパッシブハウスや省エネ住宅といった住宅の高性能化に対応すべく、安全性を重視した設計を徹底しているという。
 寒さ厳しい冬は間近。卓越したデザイン性と確かなクオリティーが光るヒーティングファニチャーを住まいの中心に据えて、団欒(だんらん)の時を過ごしてはいかがだろうか。

●スキャンサーム TEL0120-4102-85 
資料請求 HPはこちら
PAGE...1
LINK
LIVING
美しい炎をインテリアに
>>2021.10.27 update
LIVING
美しき炎のインテリア
>>2021.12.24 update
LIVING
薪ストーブで、ワンランク上の空間を
>>2020.10.29 update
STYLE
古くて新しい薪ストーブ
>>2011.9.2 update
TRAVEL
箱根仙石原の老舗温泉宿「俵石閣」再生プロジェクト
>>2016.4.26 update

記事カテゴリー