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(左)1950年前後はレーヨン素材の黄金期。発色とドレープの美しさでことさらビンテージファンに人気が高い。ブランドは右からカワイハウ7,500ドル、カハナモク2,000ドル、ピカケ4,500ドル。
アロハイズム
ALOHA ISM
Photo Satoru Seki Text Eri Takahashi
ハワイ最後の女王リリウオカラニは言った。「アロハとは、語られていないことを知り、形のないものを見る目を持ち、理解し得ないことを理解すること」。フィロソフィカルな、たやすくはない命題。ハワイは何と神秘に満ちて、奥深い魅力を秘めた島なのだろう。私たちはいつから、なぜこの島に引かれたのだろう。今や遠い故郷とさえ思えるようになったオアフ、そしてマウイの史跡へ、考え抜いた100 の言葉より、心で感じるアロハスピリットを探し求めた。
アロハ! こんにちは、お元気ですか。アロハ! いつかまた、さようなら。出会いの時も、別れの時も交わすこのあいさつは、「愛情」「思いやり」といった意味があるハワイ語である。たとえそれが「一期一会」であったとしても、「アロハ」という一言で気持ちは魔法のように通じ合う。この島々を訪れるたびに、そう感じるのは、言葉が心地良い響きを持つからだろうか。
 ネイティブハワアインの言葉は、いずれも非常にスピリチュアルな意味合いを含んだもの。自然崇拝を源とする彼らは、森羅万象に命があり、精霊が宿り、それらを感じ取ることで言葉が生まれたと根本的に考えている。アロハについて言えば“相手の顔の横で呼吸をする"といった動作を意味するそうで、人間愛の証しとしてのあいさつだと分かる。
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