


(左)日本橋三越の宝飾時計のバイヤーの東 菜津子さん。宝飾時計のエターナルな価値を提案するとともに、アートやカルチャーを打ち出した品ぞろえをしていきたい考えだ。
(右上)スクエアのバークレー、円形交差点から想起したピカデリー、楕円形のリージェント、どれもロンドンの街からイメージしたものだ。
(右下)「新しいエネルギーと古のエレガンスとの融合」がコンセプトのピカデリーやヴィクトリア コレクションなど全ラインアップがそろう。
(右上)スクエアのバークレー、円形交差点から想起したピカデリー、楕円形のリージェント、どれもロンドンの街からイメージしたものだ。
(右下)「新しいエネルギーと古のエレガンスとの融合」がコンセプトのピカデリーやヴィクトリア コレクションなど全ラインアップがそろう。

耀うダイヤモンドの遊戯
BACKES & STRAUSS
BACKES & STRAUSS
Photo Masahiro Goda Text Junko Chiba
ダイヤモンドを最も美しく見せるための腕時計――。
バックス & ストラウスとフランク ミュラー ウォッチランドが、互いの技術の粋を集めて作り出したジュエリーウオッチのコンセプトだ。
その至高の時計たちが誕生から7年を経た今春、日本橋三越本店に新たな舞台を得た。
そこはまさに、無数のダイヤモンド一粒一粒の光が戯れるように舞う空間である。
バックス & ストラウスとフランク ミュラー ウォッチランドが、互いの技術の粋を集めて作り出したジュエリーウオッチのコンセプトだ。
その至高の時計たちが誕生から7年を経た今春、日本橋三越本店に新たな舞台を得た。
そこはまさに、無数のダイヤモンド一粒一粒の光が戯れるように舞う空間である。
そのダイヤモンドの精緻に削られた面から放たれる光たちの乱舞を前にすると、「煌きらめき」という表現が陳腐にすら思えてくる。「神業」とも称すべきこの妙たえなる輝きの“創造主"は、ロンドンのバックス & ストラウス。1789年創業、世界最古のダイヤモンドカンパニーである。
ケース、文字盤、インデックス、リュウズ、ブレスレット……フランク ミュラー ウォッチランド製のタイムピースを包み込む“衣装"には、粒の大きなダイヤモンドがびっしり。その全てがポリッシュダイヤモンドのわずか3%にも満たないえりすぐりのものだ。しかも、完璧な輝きへのこだわりに妥協はない。原石の約6割近くを削って、完全なる幾何学的対称性を持つアイデアル カットが施されている。その粒を特殊なスコープでのぞくと、8本の矢と8個のハートの陰影が浮かび上がる。ダイヤモンド全体の一握りしか存在しないアイデアル カットのみを使うことを貫くバックス & ストラウスの時計は、極めて希少性の高い究極のダイヤモンドウオッチなのである。
中でも最高峰に位置付けられる“作品"を二つ紹介する。一つは「ヴィクトリア プリンセス」。バックス &ストラウスが王侯貴族のために19世紀に制作したブローチのアーカイブデザインを時計に表現したこのヴィクトリア コレクションは、今なお語り継がれる「ヴィクトリア女王とアルバートの世紀の愛の物語」へのオマージュだ。中でもプリンセスコレクションは連結したハートがダリアの花のように円を描き、ブレスレットへと連なる、より華やかなモデルである。
ケース、文字盤、インデックス、リュウズ、ブレスレット……フランク ミュラー ウォッチランド製のタイムピースを包み込む“衣装"には、粒の大きなダイヤモンドがびっしり。その全てがポリッシュダイヤモンドのわずか3%にも満たないえりすぐりのものだ。しかも、完璧な輝きへのこだわりに妥協はない。原石の約6割近くを削って、完全なる幾何学的対称性を持つアイデアル カットが施されている。その粒を特殊なスコープでのぞくと、8本の矢と8個のハートの陰影が浮かび上がる。ダイヤモンド全体の一握りしか存在しないアイデアル カットのみを使うことを貫くバックス & ストラウスの時計は、極めて希少性の高い究極のダイヤモンドウオッチなのである。
中でも最高峰に位置付けられる“作品"を二つ紹介する。一つは「ヴィクトリア プリンセス」。バックス &ストラウスが王侯貴族のために19世紀に制作したブローチのアーカイブデザインを時計に表現したこのヴィクトリア コレクションは、今なお語り継がれる「ヴィクトリア女王とアルバートの世紀の愛の物語」へのオマージュだ。中でもプリンセスコレクションは連結したハートがダリアの花のように円を描き、ブレスレットへと連なる、より華やかなモデルである。