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関市内の店舗で提供する、鮎の身を薄く切った刺し身料理「関あゆてっさ」の一例。アレンジは自由とされるため、各飲食店の個性も楽しめそうだ。鮎料理専門店、和食処、老舗温泉旅館、観光ホテル、鵜匠の家、寿司屋など、関市観光協会会員で、プロジェクトに賛同した10店舗で提供する。

●関市観光協会
岐阜県関市若草通3-1 関市役所内
TEL 0575-22-3131
http://www.sekikanko.jp/
新名物「関あゆてっさ」と伝統産業「関の刃物」
小瀬で捕れる鮎は、美味で「小瀬丸」と呼ばれ、中でも大型の鮎は「天下第一」と呼ばれる逸品。関市では、3年前に開発され人気を集めるご当地グルメ「関あゆ丼」に続く第二弾として、「関あゆてっさ」のプロジェクトをスタートした。淡泊で涼感あふれる新メニューの誕生だ。
 また、関市は、鎌倉時代より幾多の刀匠が育った「刃物のまち」としても有名。芸術性の高さに加えて、「折れず、曲がらず、よく切れる」と言った実用性と意匠を凝らした芸術性を兼ね備え、多くの武将に愛された。現在は、包丁、ハサミ、カミソリ、爪切りからナイフなど多品目に渡る。市内の半径100メートル以内に「関の刃物」を象徴する情報発信施設(関鍛冶伝承館、濃州関所茶屋、フェザーミュージアム、刃物会館)が集中し、“刃物ミュージアム回廊"として人気を集めている。
 秋を彩るイベントとして、毎年10月には、「刃物まつり」を開催。約50の刃物屋がテントを並べ、古式日本刀鍛錬、アウトドアズナイフショーなどの催しも行われる。
 古き良き伝統を色濃く伝える岐阜県関市。ぜひ足を運び、その情緒に触れてみてはいかがだろうか。
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