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東京・押上にオープンした5階建ての「SOLA HOTEL」。「ビューノ」の柔軟な設計対応力により、住宅地並みの30坪の敷地ながらも高さを生かして、コンドミニアムスタイルの7室を持つホテルを実現した。
土地の資産価値を上げるホテル
Text Asuka Kobata
住まいを上に広げて土地を有効活用する多層階住宅「ビューノ」。
建物を上に伸ばし、より高い収益が望める宿泊施設を建てて運営するシステムが「ビューノステイ」だ。
時代のニーズを読み解いた新しい土地活用の形を、パナソニック ホームズが提案する。
政府を挙げたプロモーション活動やビザの緩和、円安といった理由から、ここ数年で日本を訪れる外国人観光客は急増している。
東京オリンピック・パラリンピックや大阪・関西万博など国際的なイベントの誘致も実現し、今後もその勢いが衰えることはないだろう。しかし、日本が観光立国としての地位を確立しつつある中で、問題となっているのが宿泊施設の不足だ。特に都市部の宿泊施設は数が足りていないだけでなく、ファミリーで長期滞在できるような部屋が圧倒的に少ない。
 そんな現状にいち早く着目したパナソニック ホームズは、2019年春から宿泊事業の「ビューノステイ」を本格的にスタート。都市の好立地を生かした宿泊施設の建築で高収益を得るという新たな土地活用方法として、東京を中心に展開中だ。
 これは同社の多層階住宅「ビューノ」をベースにしたもの。狭い敷地でも容積率を生かしてフロアを上へ重ねれば賃貸や店舗なども併設可能となり、土地を幅広い目的で有効に活用できるという建物だ。
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