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「LEXUS DESIGN AMAZING 2013 TOKYO」と題したブースでは、今年4月に行われた世界最大のデザインエキシビジョン「MILAN DESIGN WEEK」で大好評を得たインスタレーションの一部を展示。会期中には、空間構成を手掛けた建築家の平田晃久氏とデザインディレクターの桐山登士樹氏によるトークセッションが開催された。
ミラノサローネのインスタレーションが日本初登場
Text Kiyo Sato
レクサスが神宮外苑で行われた東京デザイナーズウィークに出展。日本初登場となる「MILAN DESIGN WEEK」でのインスタレーションとデザインアワードが話題を呼び、多くの来場者が押し寄せた。会期中に行われたトークセッションではインスタレーションの空間構成を手掛けた建築家の平田晃久氏がコンセプトについて語った。
毎年神宮外苑で開催される東京デザイナーズウィークは、都内最大級のデザインイベントとして、国内外のデザイナーや企業による新作や最新テクノロジーが一斉に発表される。サテライト会場のINTERSECT BY LEXUS –TOKYOではレクサスが2012年に創設した国際デザインコンペ「LEXUS DESIGN AWARD」の入賞作品を展示。今年4月に行われたミラノサローネで展示されたプロトタイプ作品である、五十嵐瞳氏の作品「Making Porcelain with an ORIGAMI」を始めとする第1回入賞作品12点を披露し、次世代を担う若手デザイナーの作品が多くの来場者達を魅了した。
 そして話題を集めた神宮外苑の東京デザイナーズウィーク中央会場では、「LEXUS DESIGN AMAZING 2013 TOKYO」と題し、ミラノサローネでのインスタレーションの一部を日本国内で初披露すると共に、空間構成を手掛けた建築家の平田晃久氏とデザインディレクターの桐山登士樹氏によるトークセッションを開催。2009年以来4年ぶりとなった出展について、コンセプトや製作過程について平田氏が語った。
「車が一台もない展示でありながらレクサスの新しい世界観を表現する」というこれまでにない新しい取り組みに挑戦した今回のインスタレーション。「車を単体のオブジェクトとして捉えるのではなく、未来視点に立った心動かすデザインのあり方を提示しようとするレクサスのスタンスに感銘を受けました」(平田氏)。常日頃建築を単体ではなく生態系の一つとして捉える平田氏は、レクサスとの共通意識を持ち、今回のテーマに取り組んだという。「車が走る道は単体で存在するのではなく、地形と絡まり合って作られる。道や地形、そしてその地に流れる水や風が一体化することで完成する未来都市の在り方を考えました」(平田氏)。
 
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