
各部門の匠が提案したデザイン画を見ながら、真に求められるクラブとは何か、徹底的に意見を交わす。開発会議のモットーは「あえて批判的な意見を出し合う」ことだ。

日本のプロに愛される、究極のクラブを作る
Photo TONY TANIUCHI Text Rie Nakajima
2013年2月、本間ゴルフから注目の新ブランド「TOUR WORLD」が発売される。
最先端技術と職人の技による「絶対性能」と「美しさ」を追求してきた本間ゴルフが、日本のゴルフ界の未来に向けて開発したものとは。職人たちの熱い議論が交わされる、山形県の酒田工場を訪れた。
最先端技術と職人の技による「絶対性能」と「美しさ」を追求してきた本間ゴルフが、日本のゴルフ界の未来に向けて開発したものとは。職人たちの熱い議論が交わされる、山形県の酒田工場を訪れた。
「ゴルフが大好きで向上心のある〝熱意系ゴルファー縲桙ノ向けた、新しいクラブを作ろう」
この合言葉を掲げ、プロジェクトはスタートした。
マーケティング部クラブ企画チームから上がってきたコンセプトを基に、それをいかにして具現化するのか、酒田工場で各部門の匠たくみたちがおのおのの意見を出す。
「それは作り手のエゴじゃないのか」「本当にHONMAらしいのか」 工場長の諏訪博士さんを中心に、厳しい声が飛び交う。
「我々は常に、一番いいと確信できるものを作ってきた。しかし、こだわりのあるゴルファーには、クラブなら作り手よりも詳しいと自負する人も少なくない。そういった人たちにも信頼され、憧れを抱いてもらえるようなものを作れない限り、HONMAの新商品とは言えない」
これからのHONMAを象徴するクラブとして発売されるだけに、匠たちの熱の入り方も並々ではない。
全くの新ブランドを立ち上げるということもあり、毎回、メンバーを入れ替えるなどして企画会議を行ったが、そこではどんどんその形が見えてくる。出席者たちは他部署からの要望や質問にすぐに対応できるよう、その下調べにも余念がないのだ。
そしてもう一つ、クラブ作りのコンセプトが“原点回帰"となれば、HONMAらしさの追求に、本間魂が騒がないわけがない。男たちの真剣勝負が繰り広げられる、熱い新クラブ作りに迫る。
この合言葉を掲げ、プロジェクトはスタートした。
マーケティング部クラブ企画チームから上がってきたコンセプトを基に、それをいかにして具現化するのか、酒田工場で各部門の匠たくみたちがおのおのの意見を出す。
「それは作り手のエゴじゃないのか」「本当にHONMAらしいのか」 工場長の諏訪博士さんを中心に、厳しい声が飛び交う。
「我々は常に、一番いいと確信できるものを作ってきた。しかし、こだわりのあるゴルファーには、クラブなら作り手よりも詳しいと自負する人も少なくない。そういった人たちにも信頼され、憧れを抱いてもらえるようなものを作れない限り、HONMAの新商品とは言えない」
これからのHONMAを象徴するクラブとして発売されるだけに、匠たちの熱の入り方も並々ではない。
全くの新ブランドを立ち上げるということもあり、毎回、メンバーを入れ替えるなどして企画会議を行ったが、そこではどんどんその形が見えてくる。出席者たちは他部署からの要望や質問にすぐに対応できるよう、その下調べにも余念がないのだ。
そしてもう一つ、クラブ作りのコンセプトが“原点回帰"となれば、HONMAらしさの追求に、本間魂が騒がないわけがない。男たちの真剣勝負が繰り広げられる、熱い新クラブ作りに迫る。