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(上)共同体の祭りが多い竹富島でも、ひときわ重要な祭事が種子取祭。70もの芸能が奉納され、島の外に出ていた島民もこの時期だけは島に帰る。(下左)島ハーブをたっぷり用いた「畑人ブランチ」は2,500円。サラダをメーンに、長命草をからませたパスタや島豆腐のスープなど。(下右)キッチンガーデンで島ハーブの収穫をする中洲達郎料理長。手塩にかけて育てた島ハーブは、もちろん日々の“琉球ヌーヴェル”にも活用。
ランナーには、平坦な竹富島で風を感じながら走る「島時間ランニング」もおすすめだ。集落側とビーチ側、朝晩で異なるコースを走ると、島の日常がよく分かる。
 さらに深く竹富島の魂に触れる滞在をしたいなら、「種子取祭(タナドゥイ)」の時期に訪れるのもいい。国の重要無形民俗文化財であり、竹富島最大の祭事である種子取祭が行われるのは毎年、旧暦9月。星のや竹富島では、10月20日からの1カ月間「種子取祭を愉しむ1カ月」を開催。リゾート内では種子取祭のアーカイブ上映や衣装の展示、島の演者による古謡や三線の披露を行っており、ダイニングでは五穀豊穣を願う特別朝食を用意。パブリックエリアも、種子取祭にまつわる室礼で出迎えてくれる。宿に居ながらにして、種子取祭に参加している高揚感が味わえそうだ。
 島の素材を用いてフレンチをベースに斬新な“琉球ヌーヴェル"料理を提供するのは、中洲達郎料理長。料理長は、施設内にあるキッチンガーデンで、竹富島の気候風土に根付いた島ハーブを自ら畑を耕して大切に育てている。料理長と一緒に島ハーブの収穫を体験した後で、島ハーブをたっぷりと用いた「畑人(はるさー)ブランチ」を味わうのも楽しみ。自ら摘んだ島ハーブの力強いフレッシュさは、味覚の記憶にくっきりと刻まれるはずだ。
 開業後1年を経て星のや 竹富島も、島の自然と文化を存分に体験するためにさまざまな提案ができる宿に仕上がった。島のおばあが経営する民宿で、暮らすように過ごす竹富島ならではの時間。それを、高いホスピタリティーと快適な居住性とともに堪能できるというわけだ。
 今年3月、南島(ぱいぬしま)石垣空港が開業し、八重山はぐんと身近になった。首都圏から石垣への直行便が増え、飛行時間は約1時間近く短縮された。6月にはピーチ・アビエーションの大阪-石垣便が就航し、7月からはスカイマークの石垣・那覇-成田、-神戸便も就航。石垣港から船で10分の竹富島はもとより、小浜島や西表島へも格段にアクセスがよくなった。同じ沖縄でも本島とは、歴史も文化も少し異なる八重山諸島。これまで体験したことのない「八重山」という文化体験をしに、星野リゾートの宿に出かけてみたい。

●星のや 竹富島
沖縄県八重山郡竹富町竹富
TEL050-3786-0066(星のや宿泊予約 8:00縲鰀21:00)
料金:54,000円縲怐i2名1室利用時の1泊1室食事別)

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