

The Berkeley
一風変わったアフタヌーンティーに興味があるなら、ロンドンには今、個性的なティーサロンがたくさん増えてきている。ソーホー地区の高層多目的ビル、センターポイントの32階にあるレストラン「パラマウント(Paramount)」では、文字通り、“一番(地上から)高いアフタヌーンティー"が売りになっているし、ホテル「ザ・バークレー(The Berkeley)」では、普段はダイエットに勤しむファッショニスタさえ虜になる、ファッションをインスピレーションにしたアフタヌーンティーがいただける。今シーズンのプレタポルテならぬ、“プレタポルティー・コレクション"は、オスカー・デ・ラ・レンタ、ジョナサン・サンダース、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、バレンシアガ、プラダ、そしてアレキサンダー・マックイーンといったデザイナーの作品をヒントにしたデザートやサンドイッチが主役。甘いものもファッションも大好きな筆者の娘(10代)は、一口ごとに、それこそ天に昇るかのような表情を見せていた。ガールズがそんな食用パンプスやビスケット・ビキニ、シュガー・ドレスでウキウキしている間、ボーイズは「マンデヴィル・ホテル(Mandeville Hotel)」内の「リフォーム・ソーシャル&グリル(Reform Social & Grill)」で“ジェントルマンズ・ティー"を味わうことに。ダークレザーのブース席にゆったりと腰掛け、スコッチウィスキーと共に、男性的なメニューとフィンガーサンドイッチやスコーンが楽しめるというもの。息子はミニ・ビーフバーガーにソーセージロール、食べ応えあるポークパイにすっかりご満悦の様子だった。


The Mandeville Hotel