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壁面にずらりと本が並ぶ絵本作家宅の地下室。「グランドルームR」は壁面の上部に窓を設けることができるため、通風や採光が確保できて地下と思えない快適さ。重量のある収納こそ地下にふさわしく、奥には書斎スペースもあり仕事場と資料室を兼ねた空間として活躍する。
地下室と言えば注文住宅「フローレンスガーデン」
Text Chika Komori
豊富な実績を誇る地下室やこだわりのガーデンエクステリア。
ハードとソフトを融合した家づくりが、日々の住まいの楽しみを教えてくれる。
住まいにどんな憧れを抱くだろう。光や風があふれる家、家族とともに趣味を楽しめる暮らし、季節を告げる草花に囲まれた生活……。そんな理想ともいえる家づくりを行うのが、横浜と東京を中心に工藤建設が展開する注文住宅ブランド「フローレンスガーデン」だ。1級建築士やインテリアコーディネーターら専門スタッフのサポートのもと、素材からデザインまでオーダーメードのプランをかなえると同時に、施工までトータルで手掛けている。
 戸建て事業を開始してから約17年で1400棟の実績を誇る同社で、約7割を占めるのが地下室付き住宅である。1994年の建築基準法の一部改正により、延べ床面積の3分の1までは、地階の床面積が容積率に算入されず、地下室をつくれば同じ建坪の2階建ての1.5倍の広さまで建築できるのは周知の通り。ただし、施工費が高く、採光や通風が十分に得られないと、日本で地下室を導入する住宅はまだ多くない。
 そこで輸入住宅を手掛ける同社では、北米やヨーロッパの地下室を参考に、独自の地下室「グランドルームR」を開発している。従来の地下室と異なり、1mほど地上部を設けた半地下にして小窓やドライエリアを設置することで、通風や採光を確保。1階の床面積と同じフルベースメント(総地下)にすることで、通常より基礎が深くなり、免震性が向上するという。45年にわたる土木工事や都市開発事業の経験を持つ同社だからこそ、問題を解決し、難しい工事を容易にしたのだ。
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