
ベータ21 、FA R 社、1970年、国際時計博物館、ラ・ショード・フォン、スイス。ⓒDominique Cohas / 高級時計財団 ジュネーブ スイス
1920年~2000年
機械式からクオーツへ
機械式からクオーツへ
腕時計が本格的に生産されるようになり、精度、機能、意匠など、あらゆる面で著しい進化を見せる。クオーツ時計の登場は精度という概念を革命的に変えたと言っても過言ではない。中でも1969年に発表されたクオーツ式の腕時計は、世界標準となるほどの広がりを見せる。1980年代からは、機械式腕時計復興の気運が高まり、現在の高級時計のムーブメントを招来することに。一方、エレクトロニクスやGPSなどの先端技術と時計製造が結びつく動きも進行している。