
携帯型の日時計、ピエール・ルメール、18世紀初頭、国際時計博物館、ラ・ショード・フォン、スイス。ⓒDominique Cohas / 高級時計財団 ジュネーブ スイス
起源~13世紀
時計・天文の申し子
時計・天文の申し子
紀元前5000年頃、ストーンヘンジに代表される巨石構造物が登場。これは、人類最初の天体観測施設と考えられている。紀元前4200年頃にメソポタミアで文字が発明されると、出来事の記録、計算、予測などが可能になり天体観測も発達、暦も誕生する。古代ギリシアでは、それらが飛躍的な発展を見せる。天文学や科学が西ヨーロッパで大きく動きだすのは11世紀を迎えた頃。歯車、脱進機などが発明され、13世紀半ばには錘によって動力を得るクロックが誕生する。