ゆったり“ブロル”
ブロル(brol)とはベルギーのスラングで、雑多な古物・骨董品を指す言葉。そんな言葉があるぐらいだから、当然、掘り出し物探しもこの街が得意とするところ。週末ならまずは多くのディーラーが集まるサブロン広場のアンティーク市、平日なら「アンティーク・センター(Sablon Antiques Center)」 でスタート。デルフト陶器から伝統的なスペキュラース用のクッキー型まで、いろんなものが見つかるはず。お決まりコースとなっているショコラティエ「ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)」に立ち寄ったら、次はジュ・ド・バル広場の蚤の市をパトロール。コミック本からアトミウムのミニチュア、レトロなおもちゃといったものがずらりと並び圧巻。オート(Haute)通りとブライ(Blaes)通りが交差するこの辺りには、イタリア、オランダ、スカンジナビア産のデザインオブジェや家具が所狭しと並ぶ「オート・アンティーク(Hautes Antiques)」「パサージュ125(Passage 125)」「ディー・プリュス(d+)」といったショップが並び、なんだか60年代にタイムスリップしたような気分。ジョエ・コロンボのランプやフリソ・クレイマーの椅子も、東京やパリでは考えられないようなお得な値段で見つかるから、ゆったりじっくりショッピングに勤しもう。
お得な買い物を済ませたら、夕方はディーラーの間でも人気のピッツェリア「イージー・テンポ(Easy Tempo)」でディナー。夜は60年代テイストの壁紙やポップな色調など、ジャック・タチ風のインテリアが個性となった「ビンテージ・ホテル(Vintage Hotel)」にチェックイン。オーナー・デュオは2人とも根っからの掘り出し物好きで、お薦めのショップも隠すことなく教えてくれるから、翌日もまたショッピング、なんてことも十分ありえる話。
お得な買い物を済ませたら、夕方はディーラーの間でも人気のピッツェリア「イージー・テンポ(Easy Tempo)」でディナー。夜は60年代テイストの壁紙やポップな色調など、ジャック・タチ風のインテリアが個性となった「ビンテージ・ホテル(Vintage Hotel)」にチェックイン。オーナー・デュオは2人とも根っからの掘り出し物好きで、お薦めのショップも隠すことなく教えてくれるから、翌日もまたショッピング、なんてことも十分ありえる話。


(上)掘り出し物好きなオーナーの審美眼が光る「ビンテージ・ホテル」の内装。(下)「ビンテージ・ホテル」のパティオはゆったりティータイムにぴったり。