

石出和博(いしで・かずひろ) 建築家、HOPグループ代表CEO
1989年1級建築士事務所アトリエアム設立。1996年国産材の確保から製材、流通、設計、建築までを協業化した新しい住宅供給システムHOP(ハウジングオペレーションアーキテクツ)を設立し育て上げた。
1989年1級建築士事務所アトリエアム設立。1996年国産材の確保から製材、流通、設計、建築までを協業化した新しい住宅供給システムHOP(ハウジングオペレーションアーキテクツ)を設立し育て上げた。

美しい家づくりが、
美しい森を守る
ハウジングオペレーションアーキテクツ
美しい森を守る
ハウジングオペレーションアーキテクツ
Text Ichiko Minatoya
“森を建てよう”というキャッチフレーズに込められた思い。
それは森の息吹と癒しを感じる家であり、森を資源として活かす家にも通じている。
石出和博氏の願いは「美しい景色の創造」だ。
それは森の息吹と癒しを感じる家であり、森を資源として活かす家にも通じている。
石出和博氏の願いは「美しい景色の創造」だ。
北海道で創業したハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。代表取締役の石出和博氏は、自身も宮大工の工務店で修行した一級建築士である。外国産の安い木材に押され、手入れもされずに故郷の山が荒れていく様に、何とかせねばという思いが、石出氏を突き動かした。
「山はちゃんと木を間引かないといけない。でも間伐材は建築には使えない、だから人工林は売れない、手間賃を掛けて間引いても無駄だと思われていた。しかし自然林の山で育った大きな素晴らしい木だけを使うような家づくりでは、日本の山はどんどん駄目になってしまうし、コストだって天井知らずになる。そうじゃない。それは結果的に、お客様のためにならない」
「山はちゃんと木を間引かないといけない。でも間伐材は建築には使えない、だから人工林は売れない、手間賃を掛けて間引いても無駄だと思われていた。しかし自然林の山で育った大きな素晴らしい木だけを使うような家づくりでは、日本の山はどんどん駄目になってしまうし、コストだって天井知らずになる。そうじゃない。それは結果的に、お客様のためにならない」