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エポックシリーズと名付けられたダイニングチェアは、ステンレスの脚を施し、異素材の調和を試みた。一枚板のテーブルと組み合わせてもマッチしている。
100年家具を造る
Photo Satoru Seki
Text Mayumi Sakamoto
あらゆる技術や経験を駆使して、製品やサービスを向上。
「私たちが提案している家具は、パッと見てフィーリングだけで選ぶという感じではないかもしれません」とは、3rd代表取締役の青木祥一氏。無垢材を生かしたオーダーメイドの家具を中心に、基本的に自社工房で製作する。ショップに並ぶ家具をそのまま購入することもできるが、デザイン、製作、設置までを一貫して行うことが多い。3rdの家具には見て触れただけでは分からない魅力がそこかしこに息づいている。それは、使い勝手をとことん突き詰めたカタチ。スタッフから説明を受けて知るアイデアや工夫には感動すら覚える。
 昨年オープンした横浜のセンター北ヨツバコ店では、無垢だけではない異素材の組み合わせが斬新なエポックシリーズを紹介している。ステンレス製の脚を持つダイニングチェアや、扉に革を施したサイドボードなど。3rdの他店に比べると、モダンでスタイリッシュな印象が強いかもしれない。それでいて温かみのある木の家具との相性も抜群である。
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