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同じ掘り出し物でも、もうちょっと近代的なものが好みなら、大胆なストライプ・プリントの廊下やたっぷり用いられたシャンデリアなど、随所にユニークさが光る「ル・ロワイヤル・モンソー(Le Royal Monceau)」へ。同ホテル専属のアート・コンシェルジュ(!)いわく、デザインを手がけたフィリップ・スタルク氏はここを「現存のアーティストに捧げる空間」にしたかったということで、客室から公共スペースまで至る所にステファン・カレーやマリー・マイヤール、土井浩一郎など、近代アーティストの作品が。ホテル内にはギャラリーも併設されているほどだ。
 さて、荷物を置いてひと息ついたら、早速ホテルから飛び出して宝物探しをスタート。まず向かうべくは街中にあふれるマルシェへ。ル・ドカンズのコンシェルジュ、フィリップ・ボウドノン氏のお薦めは、ご存知クリニャンクールの「サントゥーアン蚤の市(Puces de Saint-Ouen)」。世界でも最大規模のフリーマーケットと言われるこの蚤の市では、古い鍵からティースプーン、布類からジュークボックスまでなんでもある代わり、クオリティーも多種多様なので、体力勝負になること必至。もっと気楽にアプローチするには14区にあるヴァンヴの蚤の市が大きさ的にもアクセスの良さでも便利だろう。ある程度クオリティーが保証されたセレクションをのぞきたいなら、ボウドノン氏は「ルーヴル・デザンティクェール(Louvre des Antiquaires)」や「ル・ヴィラージ・スイス(Village Suisse)」がお薦めとのこと。どちらもビンテージのジュエリーから骨董ナイフまで、専門商が集まるパビリオンだ。
(上)「ル・ロワイヤル・モンソー」のボヘミアンな空間。(下)「ル・ロワイヤル・モンソー」にはユニークなディテールがいっぱい。
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