米大統領選において勝ち名乗りを上げるのがどちらの候補になっても、株安を放置するような政策方針を掲げることはまずあり得ない。そもそも米国では、いわゆる「GAFAM」を中心とするテック企業の多くが、くしくもコロナ禍を味方につけて業容を一段と拡大している。そんな企業の株価が一時的にも押し目を形成する場面があれば、待ってましたとばかりに買い拾う向きが続々と現れよう。
もちろん、コロナに対する有効な治療薬やワクチンの実用化に目星をつける企業もそろそろ現れるものと期待される。
次期米大統領が就任する来年1月に相前後して、アフター・コロナの時代を見越した大相場を目の当たりにする可能性も大いにあると言えよう。むろん、米株価が再び好調に推移し始めれば、明らかに出遅れ気味の日本株にも大きな上値余地が生じるものと見込まれる。
一方、外国為替相場の反応としては、やはり米大統領選挙後に一時的にもリスク回避のドル買いと円買いがともに強まる可能性があると見られる。同時に米国の実質金利が再び低下傾向をたどるならば、基本的には円買いの方がドル買いよりも勝ることとなり、いったんはドル円をはじめクロス円全般が少々大きく下押すこともあり得よう。
やはり、そこは押し目買いのチャンス到来となる公算が大きいと見ていいだろう。米株高に連れて日本株も強含みになれば、一つには豪ドル/円の上値余地が広がりやすくなり、結果、クロス円全般が強気に傾くとドル/円にも上値余地が生じやすくなると見る。
もちろん、コロナに対する有効な治療薬やワクチンの実用化に目星をつける企業もそろそろ現れるものと期待される。
次期米大統領が就任する来年1月に相前後して、アフター・コロナの時代を見越した大相場を目の当たりにする可能性も大いにあると言えよう。むろん、米株価が再び好調に推移し始めれば、明らかに出遅れ気味の日本株にも大きな上値余地が生じるものと見込まれる。
一方、外国為替相場の反応としては、やはり米大統領選挙後に一時的にもリスク回避のドル買いと円買いがともに強まる可能性があると見られる。同時に米国の実質金利が再び低下傾向をたどるならば、基本的には円買いの方がドル買いよりも勝ることとなり、いったんはドル円をはじめクロス円全般が少々大きく下押すこともあり得よう。
やはり、そこは押し目買いのチャンス到来となる公算が大きいと見ていいだろう。米株高に連れて日本株も強含みになれば、一つには豪ドル/円の上値余地が広がりやすくなり、結果、クロス円全般が強気に傾くとドル/円にも上値余地が生じやすくなると見る。

(左)THIS MONTH RECOMMEND・混迷極まる21世紀を生き抜くためのヒント
新型コロナウイルスが世界中に蔓まん延えんする中、世界を代表する知識人6名に編者が緊急インタビューを敢行し、世界と日本の行く末について各人の知見を問うている。6名に共通していたのは今回のパンデミックが「私たちに深く考えるきっかけを与えてくれた」ということであるが、果たして深く考える必要があるのは具体的にどのような事柄か。少々辛しん辣らつな物言いも織り交ぜた深い考察の一つひとつについてあらためて深く考えさせられる。
『コロナ後の世界』大野和基編/文春新書/880円
(右)たじま・ともたろう 金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産形成まで、幅広い範囲を分析、研究。講演会、セミナー、テレビ出演でも活躍。tomotaro-t.jimdo.
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