
「クロスビーストリート・ホテル」(米・ニューヨーク州|ニューヨーク)。
キット・ケンプ氏(デザイナー&ホテリエ)特別インタビュー
デザイナー兼ホテリエのキット・ケンプ氏は、ファームデール・ホテルグループ仕掛人デュオの一人。Tabletスタッフの間でも特に人気のロンドンおよびニューヨークのホテル・インテリアを手がけてきた彼女は先日、初書籍『A Living Space』を出版したばかりだ。私たちはこれを機会に彼女を独占取材し、彼女の考えるデザイン、素材、そしてファームデールの未来について聞かせてもらった。
Tablet Hotels(以下T):この本の中で、あなたはファブリック(布生地)に強いこだわりを持っていると書いていますね。
キット・ケンプ氏(以下K):昔からファブリックが大好きで、部屋の中においての質感っていうものをとても重視しているんです。ホテルに関しても、いろいろなモノを、私たち専用にデザインしたんですね。だからこそ、特別な印象に仕上がっているんだと思います。ひとつひとつが特定のプロジェクトのためにカスタムメイドされ、どれもほかでは見つからないものなので。これまでに2つファブリックシリーズを手がけたのですが、これから(イギリスのカーペットブランド)Christopher Farr用にもう1つ作って、カーペットデザインと、今度は照明も手がける予定なんです。
T:ホテルにチェックインして、どこかほかで見たことのあるディテールに気づくとがっかりしますよね。
K:確かに私は、どの部屋もどこかユニークさを感じさせるものにしたい、しかも、人の好奇心を掻き立てるようなものにしたいって考えていますね。ホテルを訪れるというのは、ちょっと冒険に出たような体験であるべきだと思うんです。実際それは、家庭でも実現したいもの。これまでに出た旅の経験や、目にしてきたことなんかを(インテリアデザインに)取り入れ、そこに例えば、買ったブランケットを椅子にして置けたら、より個性的な空間になりますよね。
Tablet Hotels(以下T):この本の中で、あなたはファブリック(布生地)に強いこだわりを持っていると書いていますね。
キット・ケンプ氏(以下K):昔からファブリックが大好きで、部屋の中においての質感っていうものをとても重視しているんです。ホテルに関しても、いろいろなモノを、私たち専用にデザインしたんですね。だからこそ、特別な印象に仕上がっているんだと思います。ひとつひとつが特定のプロジェクトのためにカスタムメイドされ、どれもほかでは見つからないものなので。これまでに2つファブリックシリーズを手がけたのですが、これから(イギリスのカーペットブランド)Christopher Farr用にもう1つ作って、カーペットデザインと、今度は照明も手がける予定なんです。
T:ホテルにチェックインして、どこかほかで見たことのあるディテールに気づくとがっかりしますよね。
K:確かに私は、どの部屋もどこかユニークさを感じさせるものにしたい、しかも、人の好奇心を掻き立てるようなものにしたいって考えていますね。ホテルを訪れるというのは、ちょっと冒険に出たような体験であるべきだと思うんです。実際それは、家庭でも実現したいもの。これまでに出た旅の経験や、目にしてきたことなんかを(インテリアデザインに)取り入れ、そこに例えば、買ったブランケットを椅子にして置けたら、より個性的な空間になりますよね。