
(左)ギョべクリテペの遺跡。発掘途中だ。(右)ネムルト山に残された巨大石像の頭。東を見つめていた。
シャンル・ウルファの郊外に10年前に発見されたのが、世界最古の神殿跡とされる「ギョベクリテペ」。メソポタミア文明より古い1万2000年前の古代文明による「農耕の始まった地」とされる遺跡だ。レリーフ画の刻まれた石柱が円形に並び、発掘は現在も進行中で謎に包まれている。
ここから北200キロ弱に位置するネムルト山は、標高2150メートルの山頂に世界遺産である巨大な神像群が佇む。紀元前の王朝の古墳とされているが、地盤と構造が脆いため墓は発掘されていない。全ての石像の頭は地面に落ちているが、これは地震のためか偶像破壊によるものか定かでない。ここからメソポタミア平原の日没を眺めると、文明の興亡のドラマが迫ってくる。
ここから北200キロ弱に位置するネムルト山は、標高2150メートルの山頂に世界遺産である巨大な神像群が佇む。紀元前の王朝の古墳とされているが、地盤と構造が脆いため墓は発掘されていない。全ての石像の頭は地面に落ちているが、これは地震のためか偶像破壊によるものか定かでない。ここからメソポタミア平原の日没を眺めると、文明の興亡のドラマが迫ってくる。