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2013年夏、横尾忠則氏の美術館が香川・豊島に誕生
アーティスト・横尾忠則氏と
建築家・永山祐子氏による
「豊島横尾館」
建築家・永山祐子氏による
「豊島横尾館」
2010年開催の「瀬戸内国際芸術祭」以来、豊かな自然、食とアートで注目を集める香川・豊島。この豊島に、またひとつ新たな美術館「豊島横尾館」が誕生する。
アーティスト・横尾忠則氏と建築家・永山祐子氏による「豊島横尾館」は、豊島の玄関口となる港に面した家浦地区にある民家を改修して造られる。
館内には、横尾氏の約2.3m×5.4mにもおよぶ大作と、この美術館のために描かれた新作を中心に、平面作品約10点が展示される。また、石庭と池、増設される円筒状の塔にはインスタレーションが展開され、作品空間は敷地全域にシンボリックな拡がりを見せる。その空間は生と死を同時に想起させる哲学的な場となっている。
そして、永山氏の建築は、横尾氏の作品をより一層際立たせると同時に、作品世界と豊島の日常世界との間に透過性のある境界を創出する。光や色をコントロールするガラスを用いて、空間を通り抜ける豊島の光や風や色、作品の見え方をさまざまに変容させて空間体験をコラージュのようにつなげる。
開館は「瀬戸内国際芸術祭2013」夏シーズンが開催される7月を予定。アーティストと建築家が創り出す新しいアート空間、その完成を心待ちにしたい。
●豊島横尾館
香川県小豆郡土庄町豊島家浦2359
アーティスト・横尾忠則氏と建築家・永山祐子氏による「豊島横尾館」は、豊島の玄関口となる港に面した家浦地区にある民家を改修して造られる。
館内には、横尾氏の約2.3m×5.4mにもおよぶ大作と、この美術館のために描かれた新作を中心に、平面作品約10点が展示される。また、石庭と池、増設される円筒状の塔にはインスタレーションが展開され、作品空間は敷地全域にシンボリックな拡がりを見せる。その空間は生と死を同時に想起させる哲学的な場となっている。
そして、永山氏の建築は、横尾氏の作品をより一層際立たせると同時に、作品世界と豊島の日常世界との間に透過性のある境界を創出する。光や色をコントロールするガラスを用いて、空間を通り抜ける豊島の光や風や色、作品の見え方をさまざまに変容させて空間体験をコラージュのようにつなげる。
開館は「瀬戸内国際芸術祭2013」夏シーズンが開催される7月を予定。アーティストと建築家が創り出す新しいアート空間、その完成を心待ちにしたい。
●豊島横尾館
香川県小豆郡土庄町豊島家浦2359

「瀬戸内国際芸術祭2013」の春シーズンである3月20日(水)~4月21日(日)には、美術館が出来上がっていく風景を公開する。
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