
50周年の特別限定車として発表されたのは、426馬力を発揮する「MUSTANG V8 GT Performance Package」。
6速MT(20台)と6速AT(50台)の2モデル70台限定で、そのパフォーマンスを楽しむため数々の専用装備を採用している。
6速MT(20台)と6速AT(50台)の2モデル70台限定で、そのパフォーマンスを楽しむため数々の専用装備を採用している。

進化する50年
MUSTANG V8 GT Performance Package
MUSTANG V8 GT Performance Package
Photo TONY TANIUCHI Text Ichiko Minatoya
1964 年の発表から50 年。一度も歩みを止めることなく常に進化し続けてきたマスタング。期待を裏切ることのないパワフルな走りと、そこに隠されたマスタングの魅力を、同じ年に生まれたモータージャーナリストの九島辰也氏に聞いた。
今年で誕生50周年を迎えたマスタング。これほど、アメリカ車らしいアメリカ車もないだろう。マッチョでタフ、1964年の登場以来、機能的なバージョンアップを続け、荒野を駆ける野生馬の名にふさわしい姿で、人々を魅了し続けている。
モータージャーナリストの九島辰也氏にとって、マスタングは特別な思い入れのある車だという。その大きな理由は1964年生まれの“同い年"だということ。また青春時代に憧れたLAスタイルに欠かせない、アメリカンヒーローの象徴的な車だということも、マスタングが彼を引き付ける理由になっている。
「1964年は車の当たり年なんですよ。マスタングもそうだし、ポルシェ911など、車の歴史に燦然と輝く名車が生まれた年。自分にとっては一緒に年をとった、同じ時代を生きてきたってことで、やはり特別な思い入れがありますね。学生時代、アメリカンカルチャーに影響を受けてLAスタイルを目指し、サーフボード担いで湘南の海に通っていた私にとって、マスタングは憧れの車でした。『ビバリーヒルズ青春白書』ってドラマがあったじゃないですか。あの主人公格のブランドン家の車がファーストマスタングだったんですよ。あのドラマ、長かったし、すごく登場人物が多くて混乱しそうになりますが(笑)、ブランドン家はその時代ごとのマスタングに乗ってるからすぐ分かる。マスタングに乗ってるってことは、イコール主人公・ヒーローってことなんです。逆に悪役はシボレーとかに乗ってて。それもかっこいいんですけどね」
モータージャーナリストの九島辰也氏にとって、マスタングは特別な思い入れのある車だという。その大きな理由は1964年生まれの“同い年"だということ。また青春時代に憧れたLAスタイルに欠かせない、アメリカンヒーローの象徴的な車だということも、マスタングが彼を引き付ける理由になっている。
「1964年は車の当たり年なんですよ。マスタングもそうだし、ポルシェ911など、車の歴史に燦然と輝く名車が生まれた年。自分にとっては一緒に年をとった、同じ時代を生きてきたってことで、やはり特別な思い入れがありますね。学生時代、アメリカンカルチャーに影響を受けてLAスタイルを目指し、サーフボード担いで湘南の海に通っていた私にとって、マスタングは憧れの車でした。『ビバリーヒルズ青春白書』ってドラマがあったじゃないですか。あの主人公格のブランドン家の車がファーストマスタングだったんですよ。あのドラマ、長かったし、すごく登場人物が多くて混乱しそうになりますが(笑)、ブランドン家はその時代ごとのマスタングに乗ってるからすぐ分かる。マスタングに乗ってるってことは、イコール主人公・ヒーローってことなんです。逆に悪役はシボレーとかに乗ってて。それもかっこいいんですけどね」