「家電でもない」というのは、ランドロイドは衣類をたたむ機能だけを有した単なる“家事のお助けロボット"的な機械ではないことを意味する。 特徴的なのは、Wi-Fi環境下のみで作動する、インターネットにつながったIoTデバイスであること。独自の集積サーバー、ランドロイドクラウドにある人工知能と、本体に内蔵された人工知能が連動して学習を繰り返し、機械の進化や個人の使い方に合わせて随時、機能がアップデートされる。例えばたためる衣類が増える、たたむスピードが上がるなど、使えば使うほど自分好みのランドロイドに進化していくわけだ。しかも家族の持っている衣類のデータが、スマートホン・アプリで管理できる「オンライン・クローゼット」の側面を持つ。衣類のリストや使用頻度が表示されるほか、その傾向から今まで着たことのない色・デザインの洋服との出合いや、コーディネートの提案までしてくれるのだ。阪根社長はこれを「衣類と人との新しいワクワクする関係を築くのがランドロイド」だと表現する。




(左上)Cerevo・岩佐琢磨社長(右)、エアークローゼット・天沼聰社長(左)とタッグを組む。(右上)「家事にかかる時間と負担から解放。人と衣類の新しい関係を生み出したい」と阪根氏。(左下)ランドロイドはたたむだけでなく、衣類のアイテム別・家族別仕分けまで自動化。(右下)操作はすべて中央のダイヤルで行う。進行状況は3時・7時・12時の位置の針で確認。