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(左)レセプションに、ホテルの看板が掲げられている。(上右)地元名物、ニョッキ(芋パスタ)。(上左)村には広大な牧草地が広がる。サイクリングを楽しむ人々の姿も。(下左)ホテルのメイン・レストラン。(下右)ダニエル・キルグレン氏。イタリア中部の廃村の復興を手がけるとともに、アフリカのコンゴ、ルワンダなどで慈善事業を展開。
サント・ステファノ・ディ・セサニオはローマから約150キロ、一部山道もあるが主要高速道路が開通、岩山や山岳、草原などドラマチックな風景の続くドライブだ。夕日で蜜色を帯びた牧草地が緩やかな起伏を繰り返す先に、小高い丘に目指す村があった。城壁の正門を潜るとすぐに、ホテルのレセプションのサイン。かつて家畜小屋としても使われていた所だという。そこから石畳の小道を2分ほど歩いた、奥まった路地に面した家に案内された。急な石段を数歩上った所に一枚木のどっしりとした扉。こじんまりした居間があり、梯子のような急な階段を上がると寝室だった。衝立のような壁の向こうに、モダンな浴室が隠れていた。小さな二つの窓からは村の屋根越しに丘陵地帯が望めた。石組みの建物の構造は全てオリジナルのままだ。
 斜め向かいの路地にあった機織場がカフェにもなっており、地元産のハーブティが色々楽しめる。レストランは広場を抜けて歩いて5分ほど、名物のレンズ豆のスープがほっこりと味わい深い。そして、地元の芳醇な赤ワインと山羊のチーズ。食後は月夜の散歩も一興だ。村は歩いて回れるほどの大きさで、今も随所にメディチ家の家紋などの名残を留めている。村人の大半はイタリア語しか話さず、観光づれしていないのがいい。村の周辺は国立公園に認定されており、自然の宝庫だ。また、異なる個性の村や町が点在し、世界遺産を含む観光名所も。冬場は雪も降り気温も下がるが、ホテルは通年で開業している。孤高の山岳都市の冬時間は、一段とゆっくり豊かにアーバン・トラベラーを迎えてくれる。
 今回は特別に1組2名様にホテル「セクスタンティオ アルベルゴ ディフューゾ」の2泊宿泊券または1泊宿泊券+ディナーご招待券をプレゼント(当選者の方に選んでいただけます)。実際に進化を遂げるサント・ステファノ・ディ・セサリオを訪れ、その文化や人々に触れて欲しい。
応募締切:12月6日(木)
※募集は締切致しました。
沢山のご応募ありがとうございます。
●セクスタンティオ アルベルゴ ディフューゾ
Via Principe Umberto, 67020 Santo Stefano di Sessanio, Italy
TEL+39 (0)8-35-33-27-44
http://www.sextantio.it/
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