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国内注目企業の「行く年&来る年」
田嶋智太郎 経済アナリスト
日本経済新聞社がまとめた2019年の『ヒット商品番付』によれば、東の横綱が「ラグビーワールドカップ(W杯)」、西の横綱は「キャッシュレス」であった。
 確かに、初めて日本で開催されたラグビーW杯は、日本代表が「初のベスト8進出」という快挙を成し遂げたこともあり、一気にファン層が広がって大いに人気が盛り上がった。その結果、日本代表のウェア類を扱う「カンタベリーオブニュージーランド」を傘下に従えるゴールドウイン(銘柄コード=8111)の2019年4 ~ 9月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.3倍の35億円となり、同社の株価は過去3年で約7倍強と大きく水準を切り上げている。
 なお、年明け1月12日からは日本における社会人ラグビーユニオン(15人制)の全国リーグである『トップリーグ』の戦いが火ぶたを切る。W杯ではともに日本代表として諸外国勢と戦った選手たちが、今度は異なる社会人チームに分かれて対戦するというわけである。
当然、すでに開幕ゲームのチケットは完売状態となっており、あらためて関連企業の株価をも動意づかせる可能性があろう。
 また、キャッシュレスとの関わりでは、先にZホールディングス(旧ヤフー/ 4689)とLINE(3938)の経営統合話が持ち上がったことで、両社の株価が大きく跳ね上がる場面もあった。
単なる話題先行か、それとも企業としての大きな成長を遂げる重要な礎となるのか、ここはじっくり見極めたいところである。
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