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粋な年賀の贈り物に 静岡県梅ヶ島発、幻の煎茶「隠れ茶」
安倍川のきれいな水と標高780m
という優れた立地が生む銘茶
日本でも有数のお茶の産地、静岡。日本のお茶の40%の生産量を誇り、牧の原台地、富士山麓、天竜川、大井川をはじめ、お茶栽培に適した銘産地が多くある。中でも、今回は、安倍川源流域、標高780mに位置する、急峻な山々に囲まれた梅ヶ島に幻のお茶「隠れ茶」と呼ばれる美味なお茶を紹介したい。
 おいしいお茶を生み出す条件である「短い日照時間」「激しい寒暖の差」「霧の多発」のすべてを揃え、さらに、チャノキが好む酸性かつ水はけの良い土壌があいまって、「隠れ茶」という銘茶が誕生した。冷涼な気候の下、無農薬で育てあげているのもそのおいしさの秘訣だ。
 「みる芽香と山の香」を茶葉に封じ込めた「隠れ茶」は、煎茶本来の金透明な色を帯び、ふくよかな甘みと渋みの絶妙なバランスが何度も飲みたくなる気持ちにさせてくれる。あと味のさっぱり感も魅力で、一緒に楽しむ和菓子やスイーツとの相性も抜群だ。
 さらに、「隠れ茶」の初摘みの新芽を低温で半年間じっくりと熟成させた「熟成茶」も梅ヶ島発の銘茶のひとつだ。紅茶やウーロン茶のように発酵するのではなく、「隠れ茶」の新茶を低温で貯蔵し熟成させたもので、一定期間ねかせることで、若葉の香りから花や果実のような甘い香に変化し、甘みとコクが引き出される。過酷な環境で育つ「隠れ茶」だからこその逸品だ。この「熟成」という過程は、かなりのお茶好きだったとわれる徳川家康も晩年愛飲し、安倍川流域の新茶を山奥の峠に夏中貯蔵し、晩秋に駿府城で楽しんだとされている。
山里の山霧、川霧が育てた香り高い和紅茶>>>
(左)煎茶 隠れ茶 3,000円(100g)、1,700円(50g)/6月発売予定
(右)煎茶 隠れ茶 熟成茶 1,800円(50g)/11月発売
※天候により収穫量が異なるため、価格は変更になる可能性があります
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