
来場者数が、過去2年続けて10万人を突破した「バーゼルワールド」。今年は世界から1952社が出展した。


6つの会場から構成される「バーゼルワールド」のメインといえるのがホール1。パテック・フィリップやロレックス、セイコーなどの名だたるブランドが顔を揃える。

バーゼルワールド2009 新作時計最前線
原点回帰と個性的ラインの充実化
世界最大の時計宝飾サロン「バーゼルワールド」。経済危機の影響が懸念された2009年の祭典だったが、蓋を開けてみれば、例年通りの盛況ぶりを見せた。
全体的に感じたのは、ベーシック路線の充実化。つい2年前までは、コンプリケーションや宝石にフォーカスしたきらめくような時計が注目だったが、今年は、原点回帰とでも言おうか、信頼の置けるピースを適正な価格で、という哲学を推し進めたメゾンが多い。さらに、スポーツラインのよりいっそうの充実化も感じた。そして、さまざまなシリーズの個性的な分類法にも注目。スポーティー、エレガント、といったシンプルなシリーズ分けでなく、たとえばセイコーが提案するように、工芸的やアヴァンギャルドといった、既存の枠にとらわれないシリーズ展開をするメゾンが増えてきたようだ。
全体的に感じたのは、ベーシック路線の充実化。つい2年前までは、コンプリケーションや宝石にフォーカスしたきらめくような時計が注目だったが、今年は、原点回帰とでも言おうか、信頼の置けるピースを適正な価格で、という哲学を推し進めたメゾンが多い。さらに、スポーツラインのよりいっそうの充実化も感じた。そして、さまざまなシリーズの個性的な分類法にも注目。スポーティー、エレガント、といったシンプルなシリーズ分けでなく、たとえばセイコーが提案するように、工芸的やアヴァンギャルドといった、既存の枠にとらわれないシリーズ展開をするメゾンが増えてきたようだ。