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「若きウェルテルの悩み」に秘められた、文豪ゲーテの熱く切ない恋
ドイツが世界に誇る文豪ゲーテは、いくつもの顔を持っていた。詩人、小説家、劇作家、自然科学者、哲学者、政治家、法律家――そんな偉大な彼にも、恋にすべてを捧げた青春の日々があった。10月29日(土)から公開の映画「ゲーテの恋 ~君に捧ぐ『若きウェルテル』の悩み~」の中でゲーテは、人間離れした天才としてではなく、女性を愛し、その愛に苦しんだ一人の若者として描かれている。
 自由奔放な若者ゲーテはある日、美しい少女シャルロッテと出会い恋に落ちる。しかし彼女には婚約者がいた。すべてを賭けた恋に破れたゲーテは、その痛みをペンにぶつけ、ひとつの小説を書き上げる。それが、25歳のゲーテの名をヨーロッパ中にとどろかせ、社会現象を巻き起こした、恋愛小説「若きウェルテルの悩み」だった。小説のウェルテルは悲しみのあまり自殺してしまうが、現実のゲーテは「生きる」ことを選んだ。ゲーテは失恋の経験を小説にすることで、唯一心を救われたのだ。この映画は、小説の中のウェルテルとシャルロッテの物語ではなく、現実の世界でゲーテが愛したシャルロッテとの恋を描く。
 ドイツ人監督のシュッテルツェルは、「偉大な作家として有名になる前のゲーテを描くなんて、最高だと思った。ゲーテは詩を書き、不幸な恋に溺れ、父親ともうまくいっていなかった。これは若者がもてあます反抗心だ。誰もが見たがるゲーテの姿さ」と語っている。たとえ結ばれなくとも、恋をすることがいかに素晴らしいか、いかに人生を豊かなものにするか。本作ではそれを、魂に触れるゲーテの詩句と、流麗な音楽と映像にのせてロマンティックに描いてみせた。

●ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~
10月29日(土)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開
http://goethe.gaga.ne.jp/

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