
インヂュニア・オートマティック 野口健シェルパ基金モデル。自動巻。日付。ケース径42.5mm。ステンレススチールケース&ブレスレット。12 気圧防水。日本限定200本。929,040円(税込)。

ヒマラヤ登山に不可欠な
先達と命綱を担う腕時計
先達と命綱を担う腕時計
Text Fumitoshi Shimura
エベレストに登頂したIWCのインヂュニア
ヒマラヤ山脈の主峰エベレストは標高8848メートルの高嶺だ。その登頂を目指すには、苛酷な環境に耐えられる腕時計と地元のシェルパ族のサポートが必須である。そのシェルパ族への基金を募るアルピニストの野口健氏は、2008年4月のエベレストへのアタックにIWCの「インヂュニア・オートマティック」を採用した。「7000mを超えると人の思考力は落ちる。その時に命綱となる酸素ボンベの残量を計算するには三針が一番良い。読み取りやすさとタフさ。まさにインジュニアはエベレストに最適だ」と野口氏はいう。2005年に復活した「インヂュニア」には、80000 A/mまでの磁場の悪影響からムーブメントを保護する軟鉄製インナーケースを装填。大地をイメージしたブラウン文字盤をバックに時を刻む秒針は、レスキュー時の目視を至便にさせるオレンジカラーだ。この高質な耐久性や視認性を与えた秀抜な冒険ツールである「インヂュニア」に野口氏の活動支援モデルが発表された。