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(上)ピットアウト後は低速でコース取りの駆け引きが展開。その後のレースを占うこの1分40秒間は、観戦者にとっては興奮への助走。緊張感が高まる。(下左)プロペラはレーサーの自前。本体のパワーを引き出すのに重要な部品だ。(下右)ボートにはブレーキがなく、このアクセルだけでスピードを調整する。
興奮に酔う“大人の遊び”
その後も最高時速80キロメートルで疾駆する艇を目で追いながら、断続的に興奮の波が押し寄せ、ゴールまで片時も目が離せない。待機行動を含む約3分のレースに濃密な時間が流れ、勝ち負けを超えた快感に身が貫かれるようだ。予想と観戦を繰り返すこと12レース。平和島は心躍る一日を約束してくれる大人の空間だと実感する。
 ところでボートレースは1952年世界で初めて、長崎県大村市玖島崎海岸で歴史の幕を開けた。目的は、戦後の荒廃した国土復興と地方財政の安定に資すること。この精神は全国24のボートレース場を擁する現代にも引き継がれ、収益金の一部が日本財団を通して社会福祉、教育、文化などの活動に役立てられている。この仕組みに倣い、10年ほど前には韓国にも美沙里競艇場が誕生した。ボートレースには、レースのおもしろさに加えて、それが社会貢献にもつながるだいご味があるのだ。

●ボートレース平和島 東京都大田区平和島1-1-1 TEL03-3768-9200(開催日のみ)
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