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(左)広々した1階ロビーラウンジの一角には暖炉が設置される。冬場、火に当たりながら渓谷を眺めるのもまた格別。ラウンジにちりばめられたデザイン性の高いファニチャーは見ているだけでも楽しくなる。(中)ロビーラウンジにはシガーサロンもある。葉巻はジョン窶「カナヤ鮮治氏が愛した嗜好品の一つ。奥の写真のシガーを持つ男性が鮮治氏。(右)エクアドル産のショコラにこだわった“ボンボンショコラ”と“葉巻ショコラ”。5月にはショコラトリーの第2号店が東京スカイツリータウンの東京ソラマチにオープン。
鬼怒川金谷ホテルの代表である金谷譲児氏の話から、今回のリニューアルは単なる館内のリノベーションではなく、趣あるストーリーを持ったコンセプトから成り立っていることが分かる。時空を超えた祖父と孫のコラボレーションは実に興味深く、その証しをこの目で見たくなる。
 冒頭の写真に写るダイニング「JOHN KANAYA」の入り口に飾られたステンドグラスはまさにその一つで、ジョン窶「カナヤ麻布で実際に使われていたものである。ここで提供される料理は懐石料理をベースに、洋のテイストを加えた創作料理。豊富に取りそろえたワインや、ライブ感あふれるワゴンサービスは「JOHN KANAYA」ならではの新しいもてなしだ。ここにも原点回帰を図りながらも新しい解釈で進化する鬼怒川金谷ホテルの今がうかがえる。
 「鬼怒川に行ったら渓流下り」もいいが、鬼怒川金谷ホテルで楽しむ大人の時間も悪くない。部屋から渓流を眺め、ダイニング「JOHN KANAYA」で舌鼓を打つ。モルトワインを飲みながら燻くゆらすシガーはまた格別だ。お土産には、オリジナルのショコラとオリジナルティー。まさにこだわりの逸品だ。オススメは葉巻ショコラ。ダンディーな世界にちょっぴりしゃれっ気を感じる。しかも、カタチにこだわるのは当然のこと、中身はパリパリのショコラとソフトなガナッシュで食感よく仕上げた。
 細部までこだわり抜かれた今回のリニューアル。ストーリーを知ればそれに触れる旅もますます楽しくなる。

鬼怒川金谷ホテル
栃木県日光市鬼怒川温泉大原1394 フリーダイヤル0120-12-9999
料金:1泊2食付き スタンダード和室 33,600円~(2名1室利用時の1名料金)
チェックイン 14:00/チェックアウト 11:00
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