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(左)カピオラニ公園やワイキキのビーチでは早朝、ジョギングを楽しむ人が多い。
(中)ニューオータニ カイマナ ビーチホテルのレストラン「ハウツリーラナイ」は、大きなハウツリーの下で食事をする観光客や地元の人たちで連日にぎわっている。
The New Otani Kaimana Beach Hotel 2863 Kalakaua Ave Honolulu, Hawaii 96815
TEL +1 808 923 1555 www.kaimana.com
(右)レイのアーティストのメルビン・ラナカ氏。首からぶら下げれば何でもレイになると教えてくれた。
“日常”を取り入れつつ旅を楽しむ
さあ、これから自由な一日をどう過ごすか――。そのプランを、ワイキキビーチを歩きながら想像する。サーファーたちがちらほら浜辺に現れたが、ビーチを独り占めしている気分で、朝日の昇ったダイヤモンドヘッドに向かって歩いていく。
 ダイヤモンドヘッドの麓(ふもと) に広がるカピオラニ公園は、ワイキキのカイマナビーチから続く、緑豊かな場所。早朝はジョギングを楽しむ人でにぎわう。そして日が高くなると、徐々に芝生や木陰でくつろぐ人が増えていく。
 この地元の人たちの憩いの場であるカピオラニ公園のほど近くに佇むのがニューオータニカイマナビーチホテル。ここのレストラン「ハウツリーラナイ」は、小説『宝島』の作者ロバート・ルイス・スティーブンソンが、作品の構想を練ったと言われる由緒ある場所である。そして今、幸せを呼ぶと言われる樹齢数百年のハウツリー(ハイビスカスの一種)の下での食事が人気を博しており、“穴"の時間帯はブランチタイムだという。ワイキキの騒がしさから離れ、目前の小さな入り江ののんびりとした雰囲気も楽しみながら、名物のエッグベネディクトをゆっくり堪能する。
 ニューオータニのロビーの一画で、貝殻のレイを作る、精(せい) 緻(ち) な作業をしている人を見つけ足を止める。聞けばハワイでは数少なくなった、
 伝統レイの本格的な作り手として知られる、メルビン・ラナカ氏。レイの魅力は吉本ばななの小説にも登場する。浜で貝を探し、世界に一つしかないレイを1日かけて作るという。淡い色使いの貝を連ねたレイの優しい肌触り。身にまとえば歩調に合わせて、無数の貝が南洋の歌を口ずさんでいるかのように揺れる。
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