
2012年の「第6回 シセイドウ アートエッグ」の最初を飾ったのは、3人組ユニットであるthree(スリー)。(左)日常にあふれているモノを素材とし、それらを無数集積、反復させることで彼らの目に映った現代社会を表現している。約7000個のキャンディやグミを使った「Eat Me」を展示。キャンディやグミの集積で大きな家の形が浮かび上がってくる。(右)6万5000個の弁当に付いてくる使い捨てのしょうゆさしが取り付けられたウェーブの効いた壁面に、都市の人ごみで撮影した映像(約18分)を投影した作品「Tokyo Crowd」。

「第6回 shiseido art egg」を開催
Photo TONY TANIUCHI
恒例となった資生堂ギャラリーの公募展
今年、創業140周年を迎える資生堂。長きにわたり、銀座と共に歩み続けている。
伝統と歴史のある資生堂には、化粧品販売という本業とは別に、もう一つ“最古"の存在であるものがある。それは、資生堂ギャラリーである。銀座8丁目に立つ、煉瓦色の外観が印象的な東京銀座資生堂ビルの地下にある資生堂ギャラリー、実は日本に現存する画廊の中で“最古"なのだ。同ギャラリーは、資生堂の初代社長である福原信三氏の手により、1919(大正8)年にオープン。昨年7丁目に建ったSHISEIDO THE GINZAの場所に、新進作家に発表の場を無償で提供する陳列場として始まったのである。
最初に行われた催しは、フランスから帰国したばかりの洋画家・川島理一郎の水彩画展。以後、山本丘人や須田國太郎、駒井哲郎など、後の美術史に輝かしい足跡を残した多くの作家が資生堂ギャラリーでデビューしている。
資生堂ギャラリーは第二次世界大戦により一時閉鎖されたことはあるが、終戦後間もない1947(昭和22)年に活動を再開している。90年以上の歴史を持つ資生堂ギャラリーでは現在、公募展「第6回シセイドウ アートエッグ」を開催中だ。初代社長・福原信三の「新進作家に発表の場を無償で提供する」という思いはそのまま継承され、“アートエッグ"という名前からも連想できる通り、その対象は新進のアーティストの公募展となっている。
今年は、314件の応募から3人組のユニットthree、鎌田友介さん、入江早耶さんが選ばれ、1月~3月まで順次、個展を開催する。1月29日までは、3人組のユニットthree(スリー)、2月は鎌田友介、3月は入江早耶。その模様を今後順次アップしていく。
●資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1F
TEL03-3572-3901
開館時間:11:00-19:00(日曜・祝日は18:00)
月曜休(祝日が月曜日の場合も休館)
入場無料
http://www.shiseido.co.jp/gallery/
伝統と歴史のある資生堂には、化粧品販売という本業とは別に、もう一つ“最古"の存在であるものがある。それは、資生堂ギャラリーである。銀座8丁目に立つ、煉瓦色の外観が印象的な東京銀座資生堂ビルの地下にある資生堂ギャラリー、実は日本に現存する画廊の中で“最古"なのだ。同ギャラリーは、資生堂の初代社長である福原信三氏の手により、1919(大正8)年にオープン。昨年7丁目に建ったSHISEIDO THE GINZAの場所に、新進作家に発表の場を無償で提供する陳列場として始まったのである。
最初に行われた催しは、フランスから帰国したばかりの洋画家・川島理一郎の水彩画展。以後、山本丘人や須田國太郎、駒井哲郎など、後の美術史に輝かしい足跡を残した多くの作家が資生堂ギャラリーでデビューしている。
資生堂ギャラリーは第二次世界大戦により一時閉鎖されたことはあるが、終戦後間もない1947(昭和22)年に活動を再開している。90年以上の歴史を持つ資生堂ギャラリーでは現在、公募展「第6回シセイドウ アートエッグ」を開催中だ。初代社長・福原信三の「新進作家に発表の場を無償で提供する」という思いはそのまま継承され、“アートエッグ"という名前からも連想できる通り、その対象は新進のアーティストの公募展となっている。
今年は、314件の応募から3人組のユニットthree、鎌田友介さん、入江早耶さんが選ばれ、1月~3月まで順次、個展を開催する。1月29日までは、3人組のユニットthree(スリー)、2月は鎌田友介、3月は入江早耶。その模様を今後順次アップしていく。
●資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1F
TEL03-3572-3901
開館時間:11:00-19:00(日曜・祝日は18:00)
月曜休(祝日が月曜日の場合も休館)
入場無料
http://www.shiseido.co.jp/gallery/