九州焼肉考
肉もやはり九州がうまい。
大賀啓史氏がすすめる
究極の焼き肉。
大賀啓史氏がすすめる
究極の焼き肉。
ふうきの里を営む大賀家が、啓史氏の父親の代よりひいきにしている焼肉店がある。大分市の第二食道園だ。「最初の店は46年前に別府に開いた第一食道園です。そこで十数年。とても繁盛して、大分から足を運んでくださるお客様も多くてね。それでこちらに出てきました。当時はまだ、うちともう1軒しか飲食店がなかったんですよ。大賀さんはその頃からのおなじみ。息子さんはいつも、大好物の特上ヒレを注文されます」
佐野清子ママは目を細める。彼女と大賀家には、本物にこだわる者同士のシンパシーがあるようだ。
第二食道園が提供する肉は、豊後牛や宮崎牛、鹿児島牛など、九州一円の最上級の“地もの肉"だけ。しかも、例えば豊後牛一本という形ではなく、部位ごとにいろんな肉の一番おいしいものを選んで仕入れている。その目利きを任じるのは、ママさんが全幅の信頼を置く、精肉店を営むお兄さんだそうだ。「ウソのない、本当の地ものを、誠意を込めてお出ししています。肉はもちろん、野菜も米も、地ものを中心にいい食材しか使いません」
折しも、隣室から「うーんめぇ!」という叫び声が聞こえてきた。本物の味は理屈抜きで人を唸らせる。230の客席はいつも大賑わい。地元の他、中国や韓国など海外からの賓客も多い。ここは間違いなく、“九
州焼肉の聖地"であると実感する。
佐野清子ママは目を細める。彼女と大賀家には、本物にこだわる者同士のシンパシーがあるようだ。
第二食道園が提供する肉は、豊後牛や宮崎牛、鹿児島牛など、九州一円の最上級の“地もの肉"だけ。しかも、例えば豊後牛一本という形ではなく、部位ごとにいろんな肉の一番おいしいものを選んで仕入れている。その目利きを任じるのは、ママさんが全幅の信頼を置く、精肉店を営むお兄さんだそうだ。「ウソのない、本当の地ものを、誠意を込めてお出ししています。肉はもちろん、野菜も米も、地ものを中心にいい食材しか使いません」
折しも、隣室から「うーんめぇ!」という叫び声が聞こえてきた。本物の味は理屈抜きで人を唸らせる。230の客席はいつも大賑わい。地元の他、中国や韓国など海外からの賓客も多い。ここは間違いなく、“九
州焼肉の聖地"であると実感する。

(左)一番のオススメは、肉と野菜の盛り合わせ。ここでしか口にできない“特上”のカルビやロース、タン、ミノ、ホルモンは人気が高い。野菜も全て地元の契約農家のもの。(右)一皿に“九州地もの”だけを盛ってもらった。サシの入った特上カルビやロースのほか、赤鶏の首の部分や豚ののど仏といった希少な部位も九州各地から仕入れている。
第二食道園
大分県大分市都町2-6-6 TEL097-532-5422
http://www.d-b.ne.jp/yakiniku
第二食道園
大分県大分市都町2-6-6 TEL097-532-5422
http://www.d-b.ne.jp/yakiniku