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(左)Neal Feayによる「TAD-CE1」のホワイト限定色「TAD-CE1MW-NW」。漆バージョンと同様、光の具合により凹凸面の表情が変化するため、視覚面においても飽きのこない、上品でシンプルかつ普遍的な意匠が魅力となっている。(中)漆バージョンと同様、Neal Feayデザインにもブラックとホワイト、2色のバリエーションが用意されている。ブラック仕様「TAD-CE1MK-NK」はインテリアとの融和性も高く、シックで洗練された印象を与えてくれる。(右)漆バージョンのホワイト仕様「TAD-CE1MW-US」。こちらはより銀箔の澄んだ色彩が印象的な“桜紋”仕上げだ。光の当たり方によって漆ならではの深みある色彩が加わり、シャンパンゴールド調に輝く。


















このうち“和"の側面、漆による装飾は、天然素材である漆の本質を追及するべく、天然漆の特性を生かしたアイテムを日々創造する漆工房Ducoによるもの。肉厚アクリルパネルに漆を塗り、銀箔(ぎんぱく)を貼り込む際自然な変化で“ひび"などの模様を形作る。何層にも重ねられた漆と箔は日々の天候だけでなく、一日の中でも刻々と変化する太陽の光を受け、その模様や色合いの表情を変える。Duco代表の渡邉和子氏は「私たちの手掛ける漆製品は絵画のように明確な意図を持たないので、視覚面からも感性を高めてくれます。TADのスピーカーから放たれる素晴らしい音楽をより彫りの深い表現へと昇華してくれるでしょう」と語る。
 もう一方の“洋"の側面を担うのは、ルイ・ヴィトンやディオールなどのモダンな作品も手掛ける世界的な金属加工会社Neal Feayによるものだ。独特な幾何学デザインのアルミパネルを用いた凹凸模様が有機的な陰影を創出し、見方によってはクロコダイル柄のような雰囲気も感じられる。このサイドパネルの内側はキャビネット中の空気をスピーカーの前後方向へ逃がす独自のBi - Directional ADSポートが隠されており、Neal Feayはその空気の流れをデザインで表現したという。単一色でまとめられていることもあり、上品で落ち着いた雰囲気を持つ。「TAD - CE1」から放たれるサウンドはサイズ以上に雄大で、抑揚豊かな低域と高鮮度でキレの良い中高域によるフォーカスの良い音像表現力が特徴だ。それに加えてリアルな空間表現力にも特筆すべきものがある。TADL取締役社長の平野至洋氏は「“メード・イン・ジャパン"の最高水準のリアルなサウンドを楽しめるだけでなく、リビングに置いても恥ずかしくないデザインや仕上げにこだわりました。音楽ファンの皆様にこそぜひ味わっていただきたい」とその完成度の高さに自信を見せる。この「TAD - CE1」を始めとするエボリューションシリーズは音楽の本質に迫り、音だけでなく視覚面からも満足できる、世界的に希少かつ風雅なオーディオシステムといえるだろう。

●TAD フリーダイヤル0120-995-823
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