
羽鳥さんを迎えたのは、ロイヤルパークホテル ザ 汐留の「バーバラ・バリー」ルーム。理想的な寝室環境づくりを提案するIDC大塚家具が、世界的に有名なデザイナー、バーバラ・バリーのデザインによるシンプルかつエレガントな家具でしつらえたコンセプトルームである。ソファ563,760円、イス 309,960円、ドレッシングテーブル 999,000円、フロアスタンド 133,920円。
羽鳥冬子(はとり・ふゆこ)
Bon22 代表取締役。青山学院大学卒。国際線CAを経て、ライフスタイルデザイナーとして独立。アロマをメーンに食・美容・健康等トータルな視点で生活を豊かにする活動やオリジナルアロマブランドFYKを展開。著書に『アロマテラピー使いきり&組み合わせ事典』(マイナビ刊)などがある。
羽鳥冬子(はとり・ふゆこ)
Bon22 代表取締役。青山学院大学卒。国際線CAを経て、ライフスタイルデザイナーとして独立。アロマをメーンに食・美容・健康等トータルな視点で生活を豊かにする活動やオリジナルアロマブランドFYKを展開。著書に『アロマテラピー使いきり&組み合わせ事典』(マイナビ刊)などがある。

幸福をもたらす
“眠りの美学”
IDC大塚家具
“眠りの美学”
IDC大塚家具
Photo TONY TANIUCHI Text Junko Chiba
「良質な睡眠」は幸せな生活を送る上で非常に重要な要素である。
だからこそこだわりたいのが、“ぐっすり環境”のつくり方。
IDC大塚家具では、「眠り改善プロジェクト」と称して五感を通じて質の高い眠りを実現する寝室環境を提案している。
上質な眠りのための世界の寝具をそろえ、インテリア×眠りのプロフェッショナルが一人ひとりに合う眠りをサポートする。
ロイヤルパークホテル ザ 汐留のIDC大塚家具のコンセプトルームでライフスタイルデザイナーの羽鳥冬子さんに、アロマを取り入れた「眠りの美学」について話していただいた。
だからこそこだわりたいのが、“ぐっすり環境”のつくり方。
IDC大塚家具では、「眠り改善プロジェクト」と称して五感を通じて質の高い眠りを実現する寝室環境を提案している。
上質な眠りのための世界の寝具をそろえ、インテリア×眠りのプロフェッショナルが一人ひとりに合う眠りをサポートする。
ロイヤルパークホテル ザ 汐留のIDC大塚家具のコンセプトルームでライフスタイルデザイナーの羽鳥冬子さんに、アロマを取り入れた「眠りの美学」について話していただいた。
ぐっすり眠って、すっきり目覚める―そんな夢のような眠りを日常としている羽鳥冬子さんには、「入眠前約2時間の儀式」がある。
始まりは、入浴。炭酸水を片手に30~40分、例えば“やる気をなくす香り"と言われるクラリセージなどのアロマをたらした湯船につかる。お湯はぬるめ。腰湯、足湯をまじえて温度を調節しながら、じんわり汗をかく。また入浴中は、体を洗う時も含めて軽いストレッチ。そうして1時間ほどして浴室を出たら、寝室のアロマディフューザーをセット。香りが漂う中で、ベッドに横たわるか、座るかして10分ほどゆったりとしたストレッチをして瞑めい想そうに入る。
「睡眠は導入時が一番大事。日中の活動時に働く交感神経から、心身をリラックスさせる副交感神経にしっかり切り替える意味で、アロマが不可欠です。その時の体調や気分に合わせて、ラベンダーやオレンジなどの安らぐものを選んでいます。瞑想に入ったら、香りに集中して、何も考えないよう心がけています。明日のことを心配して緊張したり、今日のことを反省してくよくよしていたりすると、いつまでも考え事をしていて寝付けませんから。頭の中が白くなるようなイメージから入ると、雑多な考えが消えていきます。そして深い呼吸。ふぅーっと細く長い息を吐いていくと、体がベッドに沈んでいくよう。力が全部抜けて、いつの間にか眠っています。あと、『最高の笑顔』をつくることもポイント。眉間にシワを寄せたり、奥歯をかみしめたりしながら寝てしまうと、翌朝にその“痕跡"が残ります。シワの原因にもなるでしょう。“顔の形状記憶"というか、睡眠は笑顔づくりにも貢献してくれます」
羽鳥さんは母親の実家の寺に生まれ育ち、線香や花の香りに囲まれて育った。その頃から「香りのない生活は考えられない」くらい。小学生の頃は香り付きの消しゴムを集めたし、当時流行していたポプリにもはまった。さらにCA時代には海外で、日本ではまだ進んでいなかったアロマの世界に心酔した。こうしたことがCA退職後の今の仕事につながっている。8年ほど前にアロマテラピーインストラクターの資格を生かして教室を開き、やがて10年取り組んだヨガとアロマを組み合わせ、ポーズによって香りを変える、その名も「ヨガロマ」というプログラムを開発。ここには、トレーナーとしての実績のあるピラティスや、初段の空手のエッセンスも組み込まれている。そんな羽鳥さんだから、寝る前の香りもヨガもオリジナルだ。
始まりは、入浴。炭酸水を片手に30~40分、例えば“やる気をなくす香り"と言われるクラリセージなどのアロマをたらした湯船につかる。お湯はぬるめ。腰湯、足湯をまじえて温度を調節しながら、じんわり汗をかく。また入浴中は、体を洗う時も含めて軽いストレッチ。そうして1時間ほどして浴室を出たら、寝室のアロマディフューザーをセット。香りが漂う中で、ベッドに横たわるか、座るかして10分ほどゆったりとしたストレッチをして瞑めい想そうに入る。
「睡眠は導入時が一番大事。日中の活動時に働く交感神経から、心身をリラックスさせる副交感神経にしっかり切り替える意味で、アロマが不可欠です。その時の体調や気分に合わせて、ラベンダーやオレンジなどの安らぐものを選んでいます。瞑想に入ったら、香りに集中して、何も考えないよう心がけています。明日のことを心配して緊張したり、今日のことを反省してくよくよしていたりすると、いつまでも考え事をしていて寝付けませんから。頭の中が白くなるようなイメージから入ると、雑多な考えが消えていきます。そして深い呼吸。ふぅーっと細く長い息を吐いていくと、体がベッドに沈んでいくよう。力が全部抜けて、いつの間にか眠っています。あと、『最高の笑顔』をつくることもポイント。眉間にシワを寄せたり、奥歯をかみしめたりしながら寝てしまうと、翌朝にその“痕跡"が残ります。シワの原因にもなるでしょう。“顔の形状記憶"というか、睡眠は笑顔づくりにも貢献してくれます」
羽鳥さんは母親の実家の寺に生まれ育ち、線香や花の香りに囲まれて育った。その頃から「香りのない生活は考えられない」くらい。小学生の頃は香り付きの消しゴムを集めたし、当時流行していたポプリにもはまった。さらにCA時代には海外で、日本ではまだ進んでいなかったアロマの世界に心酔した。こうしたことがCA退職後の今の仕事につながっている。8年ほど前にアロマテラピーインストラクターの資格を生かして教室を開き、やがて10年取り組んだヨガとアロマを組み合わせ、ポーズによって香りを変える、その名も「ヨガロマ」というプログラムを開発。ここには、トレーナーとしての実績のあるピラティスや、初段の空手のエッセンスも組み込まれている。そんな羽鳥さんだから、寝る前の香りもヨガもオリジナルだ。