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木の質感と耐久性を兼ね備えた望造のハンドスクレイプフローリング。写真はナチュラルな色と木目が美しいホワイトオークを使用。

ぬくもりのある木の上で暮らす喜び
望造
望造
Text Rie Nakajima
空間の印象を決めるものとして、フローリングの存在は大きい。面積が大きいだけでなく、直接、足が触れることで、居心地のよさやぬくもりの感覚を左右する。
横浜を拠点に、百貨店やオフィス、美術館など公共施設のフローリングを手掛ける望造では、近年、木の質感を大切にしたハンドスクレイプ加工のフローリングが好評だ。ハンドスクレイプとは、日本でも昔は寺社の柱を作るときに用いられた、木をノミやカンナを使って手彫りで加工する手法。効率が悪いため、現代のハンドスクレイプ加工は電動カンナを使うことがほとんどだが、望造のフローリングは、昔ながらの手彫りを再現している。一枚一枚、職人が丹精込めて仕上げることで、木はその本来の美しさを発揮し、柔らかく温かな手触りに。この感触が評判となり、ホテルや店舗、幼稚園などのみならず、住宅でも希望する人が増えてきた。
望造のハンドスクレイプは一枚無垢(むく)ではなく、一枚無垢を厚くひいたものを表面に用いた三層フローリングだ。20年来、無垢を扱ってきた望造が、水を吸って反ったり隙間ができたりしてしまう一枚無垢の弱点を考慮し、たどり着いた自然素材と最新技術のハイブリッド的フローリングである。さらに、このハンドスクレイプの魅力を倍増させるのが、UVマット塗装。紫外線によって木の表面をすばやく硬化させることで強度が増し、その上に耐摩耗性が強いUVウレタンクリア塗装をかけることにより、優れた耐久性を持つ。仕上げのトップコートをツヤ消しにすることで、木の質感を損なわず、傷も目立ちづらくなっている。
床がいいと、そこにいる時間を楽しみたくなる。家のリフォームや新築を考えるなら、フローリングにこだわってみてはいかがだろうか。
●望造 TEL045-982-5790
横浜を拠点に、百貨店やオフィス、美術館など公共施設のフローリングを手掛ける望造では、近年、木の質感を大切にしたハンドスクレイプ加工のフローリングが好評だ。ハンドスクレイプとは、日本でも昔は寺社の柱を作るときに用いられた、木をノミやカンナを使って手彫りで加工する手法。効率が悪いため、現代のハンドスクレイプ加工は電動カンナを使うことがほとんどだが、望造のフローリングは、昔ながらの手彫りを再現している。一枚一枚、職人が丹精込めて仕上げることで、木はその本来の美しさを発揮し、柔らかく温かな手触りに。この感触が評判となり、ホテルや店舗、幼稚園などのみならず、住宅でも希望する人が増えてきた。
望造のハンドスクレイプは一枚無垢(むく)ではなく、一枚無垢を厚くひいたものを表面に用いた三層フローリングだ。20年来、無垢を扱ってきた望造が、水を吸って反ったり隙間ができたりしてしまう一枚無垢の弱点を考慮し、たどり着いた自然素材と最新技術のハイブリッド的フローリングである。さらに、このハンドスクレイプの魅力を倍増させるのが、UVマット塗装。紫外線によって木の表面をすばやく硬化させることで強度が増し、その上に耐摩耗性が強いUVウレタンクリア塗装をかけることにより、優れた耐久性を持つ。仕上げのトップコートをツヤ消しにすることで、木の質感を損なわず、傷も目立ちづらくなっている。
床がいいと、そこにいる時間を楽しみたくなる。家のリフォームや新築を考えるなら、フローリングにこだわってみてはいかがだろうか。
●望造 TEL045-982-5790
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