


(上)1883年にベリンジャー兄弟の兄・フレデリックがドイツの邸宅を模して建てた「ラインハウス」は、現在は国の史跡として登録され、ナパ・ヴァレーのシンボル的存在となっている。(左下)1876年に建てられた石造りのワイナリー。(右下)創業者のベリンジャー兄弟。
130年以上にわたるワイン造りの歴史
「ベリンジャー」の歴史は、1876年、カリフォルニアワインの聖地、ナパ・ヴァレーで始まる。創業者のドイツ系移民、ベリンジャー兄弟は、丘の中腹に熟成用のトンネルを掘って温度管理するなど、当初から高品質のワイン造りのため最新の技術と設備を取り入れた。禁酒法時代(1918~1933)、米国の多くのワイナリーが閉鎖に追い込まれる中でも「ベリンジャー」は、礼拝用ワインを生産する許可を特別に得て、ワインを造り続けた。
そして、カリフォルニアで初めて貴腐ワインを造った伝説の人物としても知られる、1971~84年に5代目のワインマスターを務めたマイロン・ナイチンゲール氏が、秘蔵っ子のエド・スブラジア氏と共に「プライベート・リザーブ」を造り始める。84年、ナイチンゲール氏を継いだスブラジア氏は、「プライベート・リザーブ」を筆頭に幅広い範囲でワインの品質を向上させた。
こうして130年以上、創業者の意志を途絶えさせることなくワインの醸造を続けてきた「ベリンジャー」は、ナパ・ヴァレーのプレミアムワイナリーとして今もカリフォルニアワインをリードし続けている。
そして、カリフォルニアで初めて貴腐ワインを造った伝説の人物としても知られる、1971~84年に5代目のワインマスターを務めたマイロン・ナイチンゲール氏が、秘蔵っ子のエド・スブラジア氏と共に「プライベート・リザーブ」を造り始める。84年、ナイチンゲール氏を継いだスブラジア氏は、「プライベート・リザーブ」を筆頭に幅広い範囲でワインの品質を向上させた。
こうして130年以上、創業者の意志を途絶えさせることなくワインの醸造を続けてきた「ベリンジャー」は、ナパ・ヴァレーのプレミアムワイナリーとして今もカリフォルニアワインをリードし続けている。