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(左)山本美砂さんプロフィール:コンシェルジュの国際ネットワーク組織「レ・クレドール ジャパン」に所属。世界的に認められたコンシェルジュとして、国内に15人しかいない国際正会員の一人。メンバーで最年少ながら日本を代表する観光都市「京都」で、様々な情報に精通し、ホテルを訪れるゲストの旅をサポートする。(右)南禅寺「水路閣」は、1890年に完成したレンガ造りが風格を漂わせる水道橋。橋上には琵琶湖疏水の分線が流れる。今回の京都ドライブをともにするのはレクサス初のコンパクトハイブリッドCT200h。※通常は車両進入不可。
いいホテルにはいいコンシェルジュがつきものだという。
 ではコンシェルジュとは何なのか。
 「理想と現実の間に立ってお客様に心からのおもてなしと感じ取っていただけるものを提供する業務」。そう書いたのは、名コンシェルジュ 米国人のホリー・スティールだ(『究極のサービス』多桃子他訳)。
 コンシェルジュの仕事を定義するのは難しい。スティールの言葉をさらに引用すると、「(ホテルゲストの)リクエストを実現するのに一番良い方法を捜し出す」こととなる。
 とりわけ、観光都市「京都」ではコンシェルジュの存在は心強い。
 「どこかできれいな花が咲いていないかしら」
 「今晩、突然、接待をしなくてはならなくなったが、いい店を紹介してもらえないか」
 さまざまな要求に応え、さらに豊富な経験をもとに、アドバイスをつけ加えてくれることもある。
 コンシェルジュの存在感を高めたのは、1929年にフランスで設立されたコンシェルジュのネットワーク組織「レ・クレドール インターナショナル」とされる。
 審査が厳しく、制服の両襟に金の鍵(フランス語でクレドール)をつけているひとがいたら、世界的に仕事ぶりを認められた、とりわけ優秀なコンシェルジュと思ってよい。
 日本を代表する国際観光都市「京都」にも、そんなコンシェルジュがいる。「ホテルグランヴィア京都」の山本美砂さんだ。
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