


(上)憲法記念館(本館)の一室をそのままラウンジにした「キンケイ」。(下左)鮨、天麩羅、鉄板焼といったバリエーション豊かなメニューと日本各地から取り寄せた銘酒を堪能できる「羽衣」。(下右)旬の素材を活かした本格懐石料理を楽しむことができる「花がすみ」。
美味ともてなしの心を追求して
明治記念館の歴史と伝統を感じられるのは、この「金鶏の間」である「ラウンジキンケイ」だけではない。懐石料理の「花がすみ」や中国料理の「竹游林」といったレストラン、宴会場にも、それぞれ明治記念館が重ねてきた歴史と伝統は受け継がれている。品格と雅趣を感じさせるしつらえと、季節感を大切にした美しく味わい深い料理はもちろんのこと、もてなしの本質を知りぬいたサービス。たとえば結婚記念日ならこじんまりと夫婦二人で、還暦なら子どもや孫たちに囲まれて、受賞祝いなら今まで支えてくれた仲間たちとともに祝いたいもの。そうした集いの趣旨にもっとも合う場所を選び、料理を選ぶという招く側の楽しみを、明治記念館はさらに大きなものにして招かれる側に感じさせてくれる。