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(左から)シャルロット・ペリアン、銚子にて 1954年/ジャック・マルタン、《竹製シェーズ・ロング》 1941年(1985 年再製作)カッシーナ、「選擇・傳統・創造展」東京髙島屋会場 1941 年/フランシス・ハール。
神奈川県立近代美術館 鎌倉にて、
「開館60周年 シャルロット・ペリアンと日本」展を開催
 さらに現在、神奈川県立近代美術館 鎌倉では「シャルロット・ペリアンと日本」展が開催されている。1940年の初来日以降たびたび日本を訪れ、日本を愛し、また多くの日本人に愛されてきたシャルロット・ペリアン。本展では、戦前戦後を通じて日本のデザイン界に多大な影響を与えたペリアンと、彼女の仕事の今日的意義をさぐる。
 ペリアンは、柳宗理とともに日本全国をまわり、素材の扱いやデザイン手法などヨーロッパのモダン・デザインを日本の若手デザイナーたちに示した。また、日本滞在中に「民藝」運動に触れ、日本で伝統的に用いられてきた素材である竹に関心を持ったペリアンは、竹製家具を製作する。彼女が提案した竹や木を素材とした合理的かつ現代的なデザインは、当時の日本のデザイン界に強く深い示唆を与えた。本展では、竹など日本の伝統的な素材との出会いに着目しながら、1941年に東京と大阪の髙島屋で開催した「選択、伝統、創造」展、および1955年「コルビュジエ、レジェ、ペリアン三人展」の展覧会会場も再現する。ペリアンと日本の「共鳴」を通して、日本のモダン・デザインの発展を改めてたどりたい。

●開館60周年 シャルロット・ペリアンと日本
開催期間:10月22日(土)~2012年1月9日(月・祝)
9:30~17:00(入館は16:30まで)
月曜(1月9日を除く)、12 月29日(木)~1月3日(火)休館
開催場所:神奈川県立近代美術館 鎌倉
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53
TEL0467-22-5000
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2011/perriand/

カッシーナ・イクスシー青山本店「2011 Exhibition Charlotte Perriand」はコチラ>>>
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