
「洗面空間は開け放しておくことができれば、そこにつながる空間までも開放的になり広々とします」とはSANEIショールーム・WAILEA課長の山口達也氏。

畳・新時代─やさしい生活─
Text Mayumi Sakamoto
ゴロンと寝転べば、夏は涼しく冬は暖かい。畳には自然素材ならではの心地よさがある。一方で、茶道や華道など日本の伝統文化を行うのも畳のある和室。格調高い和空間を提案する疊福の新しいチャレンジをご紹介したい。
昭和9(1934)年創業の畳屋が創り出す格調高い和空間が話題になっている。希少価値の高い畳や襖(ふすま)などを製造し、100年の歴史を持つ高級旅館加賀屋や、歌舞伎の殿堂歌舞伎座などへの納入実績を誇るTNNコーポレーション。ブランドの名前を創業時の屋号の「疊福」としたのは、畳の良さや魅力を現代に伝えていくという決意でもある。「温故知新」ならぬ、“温故創新"をコンセプトに、現代の住まいに合った伝統的な建具を提案している。
畳は国産の畳表と床材のみで作る全7種を用意。襖も木版で柄を施した京からかみを使用し、熟練の職人技に裏打ちされた高級建具ばかりだ。ただ製造し販売するのでなく、美しい和空間へと昇華させている。それを担うのはTNNコーポレーション建築設計事業部から建築設計会社として独立したコトハウス。顧客の要望に応えていくうちに、和空間以外のリフォームやリノベーションまでも担当するようになった。
畳は国産の畳表と床材のみで作る全7種を用意。襖も木版で柄を施した京からかみを使用し、熟練の職人技に裏打ちされた高級建具ばかりだ。ただ製造し販売するのでなく、美しい和空間へと昇華させている。それを担うのはTNNコーポレーション建築設計事業部から建築設計会社として独立したコトハウス。顧客の要望に応えていくうちに、和空間以外のリフォームやリノベーションまでも担当するようになった。